父の日に考える子育て論、父親は怖いより笑顔がいい理由とは?
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です
【父親は笑顔でいたほうが絶対にいい】
今日は父の日。
あなたにとっての父親像はどんな姿?
僕は我が子へガツンと叱ったことは少ない。
イライラ親父だったくせに、ウソでしょ?
と思われるかもしれません。
僕は機嫌が悪い時、舌打ちしたり、理不尽なことを子供へ言って、八つ当たりをしていた恥ずかしい経験があります。
基本的には、我が子をガツンと叱るより、見守ることを大切にしてきたつもり。
ビートたけしの父親論を取り違えてはいけない
ネットでこのような記事を発見。
「努力すればきっとなんとかなるって、そんなわけないだろう。北野武の言葉」
なるほど、さすがたけしさんです。
でもその中で、読む人によって取り違えるかもしれないなってところがあったのです。
それがこれ。
マイホームパパだかなんだか知らないが、いつもニコニコ笑っていて、子供の気持ちがよくわかる、物わかりのいい父親が理想だなんてことになった頃から、どうも教育がおかしくなった。
駄目なものは駄目なんだと父親が教えてやらなきゃいけない。
父親が子供に媚びを売ってどうする。
結局は自分が可愛いだけのことなんじゃないか。
父親は子供が最初に出会う、人生の邪魔者でいいのだ。
子供に嫌われることを、父親は恐れちゃいけない。引用:心に響くMOVIE(http://kokoro-movie.com/2018/01/21/post-18013/)
これねえ、たしかにそう。
僕も子どもから嫌われることを恐れちゃダメだし、ダメなことはダメと言うべきことは言ったほうがいい。
でもね、「子どもにニコニコ、ものわかりがいい」=「媚を売る」になりますか?。
家で父親がニコニコしてたほうがいいですよ。
子どもは父親を乗り越えていく。
子どもが父親を乗り越えようとするとき、子どもにとっては大きな壁になるかもしれない。
そこで壁を低くする必要はなく、子どもが自分で乗り越えていくことを、親は受け入れて見守れってことだと、たけしさんは言いたいのだろうと解釈しています。
「親が子どもの人生の邪魔者になる」を勘違いしてはいけません。
僕が思うのは「子どもの人生をコントロールしようとする親」のことが邪魔者ってことではないかなと。
邪魔者になることが、親が子どもを支配することではない。
父親だからガツンと言う必要はない
ビートたけしさんの父、菊次郎さんは仕事終わって酒飲んで帰ってきて、ちゃぶ台ひっくり返すような昔気質の親父さん。
お父さんがニコニコと子どもの話を聴いてくれるような人ではなかったようです。
たけしさんはよく親父さんの話をネタに出しますが、きっと大好きだったんだろうと思います。
だから、たけしさんなりの価値観や父親像は
父親は、ガツンと言うべき。
父親は、子供の人生の邪魔者であるべき。
でもね、邪魔者でなくても、父親として素晴らしい人はいっぱいいますよ。
たけしさんのような考え方をされるのは、『力を求める』タイプに多いです。
努力で自分の地位を勝ち取った成功者タイプ。
他者より上に行くことに価値を見出すタイプ。
子どもを一人の人間として認めればいいだけ
父親が子どもの気持ちを聴いてくれるほうが絶対にいいです。
僕は聴いてもらえなかった、不満のほうが心に残ってます。
話していてもどこか一方通行なかんじ。
(しかめっ面の親父)
だからと言って、それで恨んだりはしませんけど。
子どもの気持ちを受け止める。
それは親としてすごく大切。
父親だから偉いとか立派なのではない。
子どもだから親より下なのではない。
子どもを一人の人間として認める。
これは間違いないこと。
だから父親が子どもの人生を邪魔する権利なんてない。
親だから子供より偉いのではない
一人の人間として認めてもらっていれば、子どもには自己肯定感が育ちます。
自己肯定感がある子どもは、とんでもないことはしませんよ。
人としてやってはいけないことは親の姿を見て覚えますし。
これをわかっていない親が
「子どものくせに何がわかる!」
「偉そうな口を叩くんじゃない!」
といった、いかにも親が正しいような言い方をする。
だから子どもも不満になって、さらに心が荒れてしまうのです。
父親が自分のことを理解してくれている。
そう思えれば、自然と子どもは父親を尊敬してくれますから。
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