子供も大人も認められたい!親子も夫婦も当たり前を感謝に変える
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です
【人は認めてもらいたいんです】
【存在自体がありがとう】
洗濯終了の電子音。
「♪ピッピリピッピ、ピッピリピッピ、ピロピロピロリ~」
たまたま洗濯機の近くにいた僕は、洗濯物を取り出して干しました。
妻がビックリ驚く夫の大きな変化
洗濯干した後は居間に戻って研修資料作りの続き。
しばらくして突然妻は気づきます。
妻「あっ!しまった。私洗濯干すの忘れてた!」
僕「大丈夫。干しといたで」
妻「まあー!ありがとう。干してくれても何も言わなかったね!」
僕「じゃろー?でも本当は干した後に『洗濯干したぞ』ってアピールしたかったんじゃけど、それをやったら押しつけがましいからやめた」
妻「すごい変化じゃなあ」
僕「洗濯物を干したことで感謝してもらうことが目的じゃなく、洗濯干しておけば、まんちゃん(妻のこと)が楽になるからという目的で干したわけよ」
妻「へえー、うれしい!」
ここまで書くと「イナッチは奥さん想いでいい夫」って思うでしょ?
それ以前に「気づいた人が干せばいい。当然よ!」って思う人もいるでしょうね(笑)
子供も大人も努力を認めてもらいたい
実は、この会話にはさらに続きがあります。
僕「でもな、洗濯干してもなにも反応ないのは、やっぱり嫌なんよ。気づいてもらいたいし、「ありがとう」とか「助かるよ」って言葉がやっぱ欲しい」
妻「そうだよね」
僕「そんなときにまんちゃんは必ずと言っていいほど、感謝の言葉を言ってくれるから嬉しい」
妻「そう?」
僕「うん。結局人は認めてもらいたいんだよね」
たかが洗濯物干すことです。
そこで「ありがとう」の一言があるだけで違いますね。
パートナーに対しても子供に対しても同じですよね。
子供ができて当たり前のことに感謝の言葉を伝えてみる
子どもが思春期ともなれば親の要求は高くなる一方。
・自分で起きるのは当たり前
・自分のモノの整理ができて当たり前
・宿題以外の復習は当たり前
こんな感じで、子どもが小さかったころよりも基準は高くなりますよね。
でも基準が高くなればなるほど、子どもが基準を達成しなかったり、受け入れてくれなかったりすれば、腹が立つんです。
一度その基準見直してみませんか?
それは子どもだけでなく、パートナーに対しても。
そうすれば、小さなことでも感謝が生まれます。
ありがとうの反対は当たり前
ご存知のかたも多いと思います。
「ありがとう」の反対は「当たり前」
「有難う」は「有る」ことが「難しい」
めったにないことってことです。
だから、当たり前じゃないってこと。
当たり前に思っていることは、本当は有難いこと。
子どもやパートナーが元気でいてくれることは「当たり前」なんかじゃない。
生命が誕生するまで、ものすごい奇跡が重なりあって今がある。
僕と妻が飲み会で偶然席が一緒にならなければ、子どもたちは生まれなかった。
子どもが誕生するための精子と卵子の出会いも、ものすごい奇跡。
また、僕の親や妻の親、それぞれの奇跡の出会いがあったから今がある。
さらに先祖をたどれば、奇跡に次ぐ奇跡。
そうなると人類の誕生、哺乳類の誕生、地球の誕生、途方もくれない奇跡の連続。
宇宙が誕生したこと自体、ものすごい奇跡だそうです。
今こうやって生きてくれていることは、奇跡の連続だらけ。
そう考えると、目の前の子どもやパートナーがいてくれるだけで愛おしくないですか?
ゴールデンウィークで里帰りする方もおられるでしょう。
その時に今生きている奇跡の連続について意識するのもいいかもしれませんよ。
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