あなたのこだわっている価値観が実は怒りの原因だった訳とは?
怒りの取り扱いアドバイザー&元中学校教師
いなっちです。
昨日、鳥取市でアンガーマネジメント入門講座を開催。
実は、自主セミナーの開催は初。
集客が不安だったのですが11人もの参加があり、大変ありがたかったです。
さて、子育てしていると腹が立つことがいっぱい。
特に思春期の子どもは親の腹を立たせてくれる要素がいっぱい。
でもね、腹を立たせているのは子どもじゃなく、別のところにあるんです。
あなたを怒らせる原因は「べき」
何度もブログで書いてます。もうわかる人も多いでしょう。
そう。「べき」というもの。
親が考えている「べき」と子どものやることが大きく違えば、腹が立ちます。
例えば、こんなことってありませんか?
「中学生くらいになれば、宿題なければ自主勉強くらいするべき」
このように思っている親御さんいるでしょう。
じゃあ、子どもはどうか?
「宿題ないときくらい、ゆっくりすべき」
って、思っているんですよね。
このギャップで、親は腹が立つわけです。
子育てに限らず、人間関係や仕事上など、さまざまな「べき」がありますよね。小さな「べき」から大きな「べき」まで、人はその違いでしょっちゅうイラッとしているんです。
そのことに昨日の講座で気づかれたかたの感想。
一番印象に残ったのは「べき」と言う考え方が怒りのもとになっているというお話でした。自分は色々なことに関して「べき」という考え方がつきまとっている感じがするなと自覚しました。これからはそれぞれの人にそれぞれの「べき」があることを思えるようになれば怒ることも少なくなっていけるかなと思っています。
しっかり腰を据えて学ぶから気づくことがいっぱいでてくるんですよね。こうやって気づけたこと。素晴らしいと思います。
まずは自分の「べき」を書き出してみる
いったい自分にはどんな「べき」があるのか?
ぜひ、一度書き出してみてください。ありとあらゆる「べき」があるはずです。
子育てでは?食事では?仕事では?・・・。
それぞれの場面で考えてみるといいです
そんなのわからないというあなた。
イラッとしたとき「今、どんな「べき」が裏切られたんだろう?」って考えればいいんです。
僕はトイレットペーパーがあと10cmくらいしか残ってないのに、交換されてないとき。
イラッとします。
「もう!替えといてくれえよ!」って気持ちになるんです。
ということは
「トイレットペーパーが残り少なくなったら、気づいた人が交換しておくべき」
という「べき」があるということですよね。
どうでもいいことで怒っていることに気づけます
自分の「べき」に気づけば、「これって、どうでもいいな」っていうことに気づくこともできます。
昨日の講座に参加し、そういったことに気づかれた方の感想です。
毎日何かしらにイラッとしたり、大声を出したりしています。改めて考えてみると、大して怒ることはないものだなと思いました。声を荒げて伝えることは必要ないと思いました。頭では理解できたので、これから練習していこうと思います。もっと家族でもコミュニケーションを図りながら生きていこうと思います。
この方は、怒って伝えなくても伝わることに気づかれたようです。
これはとても大切ですね。
だって、怒れば怒るほど、伝わらないんですよ。
そうじゃないですか?特に思春期の子どもは。
親が怒れば怒るほど、子どもは反抗します。そうじゃなければ上の空になって、適当にスルーされたり・・・。
大人だってそうでしょ?怒っている上司に対して
「もうわかったから、いいかげんやめてくれないかなあ・・・。早く終わってくれないかな?」
と、心の中で思ったことないですか?
子どもも同じですよ。
アンガーマネジメント入門講座は自分と向き合うチャンス
ただ単に、怒りのコントロール方法を学ぶのではないんです。
90分間、じっくりと自分に向き合って怒りの感情のことを考えられるんです。
それは、自分との対話になります。
何かしら、気づきがありますよ。いかがですか?
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
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