こんにちは。怒りの取り扱いアドバイザーこと一般社団法人日本アンガーマネジメント協会ファシリテーターのいなっちです。
昨日のブログでは
「ベビーカーが邪魔」1歳男児殴った疑いで男逮捕
TBS News i より→http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2599997.html
について、子育てのことについて考えてみました。
しかし、男児を殴った64歳男の行為について、考えていなかったので、今回は考えてみますね。
この男は、東京メトロ有楽町駅の構内で母親が押すベビーカーに乗っていた1歳の男の子の頭を、すれ違いざまに、いきなり右の拳で殴ったそうでです。
男の言い分は
「ベビーカーに自分の進路がふさがれ邪魔だったので、腹が立って殴ってしまった」
と言っています。
目の前にベビーカーがあって邪魔だと思えば
「すいません。ちょっと通らせてもらえますか?」
というような一言を言えばいいだけですよね。
でも人間は怒りが最高潮のときには
言葉が出にくいんです。
体罰をやってしまった先生の理由に
「言葉がうまく出なかった」
という理由がけっこうあるようです。
この男もきっと言葉が出なかったということが考えられます。
また、目の前にベビーカーに乗った赤ちゃんとお母さんではなく
強面で屈強な雰囲気の男性が立っていたら、どうだったのでしょう?
果たして、目の前の男性を殴っていたでしょうか?
きっと殴っていないと思います。
今回の事件は、弱いものへ対する差別的な意識も感じられます。
怒りは『強いところから弱いところへ流れる』
という性質があるのです。
それは、弱いものは『コントロールできる』という意識があるんですね。
だから、親は子どもへ怒りやイライラをぶつけやすいんです。
この事件でも、まさに弱いところへぶつけられています。
暴力はどんな理由があっても、許されないことです。
ただ、この男の心のコップへ溜まっていたネガティブな感情も考える必要もあります。
無職ということでしたので、金銭面でイライラしてたのかもしれません。
以前、ベビーカーがじゃまで腹の立つことがあったのかもしれません。
怒りが起きる前に、必ず前段階があるのです。
前段階で気づいてあげられる、世の中であってほしいです。
人の心を察する余裕をいつも持てるようにしたいですね。
そして、腹が立っても言葉が出るよう、ボキャブラリーを増やす努力もしていきましょう。
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