こんにちは。いなっちです。
神奈川県川崎市で起きた中1殺害事件に関わった少年3人が逮捕されました。
事件に関して、ニュース・新聞・ワイドショーなどでは、さまざまな立場の方がコメントをされます。
下村文部科学相が閣議後の会見でこう言われました。
「周りがもっと早く気づいてフォローアップしたら、このような事件に至らなくて済んだのではないか」
果たしてそうなのでしょうか?
今回の事件で被害に遭われた少年は冬休み明けの1月8日から学校へ来なくなりました。担任は、少年が学校を休むようになってからは母親や本人への電話や家庭訪問を繰り返し行っていました。
母親の携帯へは毎日電話を続けましたが、
「本人と連絡がつかない。」
「自発的に登校するまで様子を見る。」
「寝ている。」
と母親は答えていたようです。こう言われると、手のつけようがないんですよ。
担任は1月19日以降、5回家庭訪問をしましたが、母親にも本人にも会えてません。
2月16日になって、担任は本人の携帯番号を知り、ようやく本人と話ができました。
学校へおいでと誘うと「そろそろ行こうかな。」と答えが返ってきました。
このように、担任は最大限の努力をしています。母親への電話は34回もかけており、決してフォローアップできていないわけではないです。
1月からはほとんど家に帰ってこなくなった息子の状態に一番に気づいてやらなくてはいけないのは、母親です。
「息子がなぜこのような被害に遭ってしまったのかわかりません。」
とコメントを母親は残していますが、本当にわからないのでしょうか?
母親は一人で5人の子どもを養っていました。
仕事で手一杯でゆっくり子どものことに手をかけてやれる時間もなかったに違いありません。
それなら、「家に子どもが帰ってこなくて困っている」とか、学校へもっとSOSのサインを出しても良かったはずです。
実際に自分も教師をしていて、プライドとか家庭事情を知られたくないとかで学校へSOSを出してくれない保護者の方がいらっしゃることもあります。
お子さんのことで困ったことがあったら、遠慮なく言ってもらえばいいんですよ。
今までの経験で言えば、子どもが問題行動を起こしたとき家庭に問題があることがよくあります。
でも、家庭の問題をさらけ出して相談に来られた親御さんについては解決の方向へ行くことができました。
子育てに完璧なんてありません。
親の弱みをさらけ出して、いろんな人の知恵をかりながら子育てしていきましょう。
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