怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
イメージは行動へ影響する。
子どもが良いイメージを描けると目標達成につながる。
入試に向けて、子どものやる気を奪っていませんか?
良いイメージが行動へ影響する
心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。
アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズの名言です。
どこかで聞いたことがある方も多いかと思います。
僕は心の部分を『思考』にするとわかりやすいなあって思うんです。
自分が考える事やイメージするすることが、自分の行動に大きく影響していますからね。
例えば、今から書くことをリアルにイメージしてみてください。
あなたの手のひらを上に向けてください。
そこへ、真っ赤に染まった梅干を載せます。
さあ、その梅干を丸ごと口の中へ入れてみましょう。
いかがですか?唾液が口の中へ充満してきませんでしたか?
僕はこの文章をパソコンで打ちながら、リアルに梅干を手に置く光景が自然とイメージされるので、口の中が唾液でいっぱいになりましたし、顎がムズムズしましたよ。
実際に梅干を見たわけでも食べたわけでもないのに、身体は反応してしまうんですよね。
これが『思考』が行動に影響するということ。
大相撲の春場所で優勝した平幕の徳勝龍。
「優勝インタビューの場面を練習していました」と正直に答えていましたよね。
実はこれも、思考が行動に影響しているんじゃないかなと思いました。
優勝したときをリアルにイメージし、さらにそうなるために練習を重ねることは、多くのアスリートがやっているイメージトレーニング。
リアルにイメージすることで、自然と体も反応する。
まさに梅干のイメージと同じです。
入試で良い結果を出すには親の言葉が影響
さて、子育ての場面で考えてみましょう。
子どもが自分のやりたいことに、どんなイメージを描くか?
高校入試に向けて、「◯◯高校へ行きたい」と思うよりも「◯◯高校へ行って、入学式の翌日に◯◯部体験入部に行って、憧れの◯◯先輩から優しい言葉をかけてもらって入部届を出したい」と思う方が、より具体的でリアルにイメージできますよね。
こうすることで、目標達成のリアルなイメージがあるから、目の前のやるべき勉強にも身が入りやすくなります。
ところが親はどうでしょう?
「今のままで本当に大丈夫なの?」
「倍率が今年は高くなっているよ」
「もし不合格だったらどうするつもり?」
と、まあこんな感じで、マイナスばかりをイメージさせる言葉ばかりを伝えていませんか?
これでは子どもは良いイメージを描けませんよね。
親からこんなこと言われれば、子どももイライラしたり、不安になったり、プラスな前向きな気持ちは生まれてきません。
親が心配や不安を口に出せば出すほど、子どもの行動はマイナス方向へいってしまうんですよ。
プラスな言葉を子どもへかけられないのなら、親は何も言わないほうがまだマシかもしれませんね。
子どもが良いイメージを描き、前向きな気持ちで入試を迎えられるよう、親は言葉を気をつけましょう!
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