子供にイライラしていい !
岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
最近は小学校や幼稚園の保護者対象講演の機会を多くいただいています。
「子どもにイライラ」「子どもへつい怒ってしまう」といったお悩みを抱えてらっしゃる保護者のかたが多いです。ブログを読まれているあなたもそうかもしれませんよね?
子供にイライラしていい 怒ってもいい
だからアンガーマネジメントの講演会では、まず最初に次のようなことを言うことが多くなりました。
「安心してください。怒ってもいいんです!」
この言葉に安心してくれた某小学校の保護者のかたから次のような感想をいただいたので紹介しますね。
怒りの感情については、子どもたちが幼い頃から悩んでいたことでした。
どうしようもなくイライラして感情的に怒ってしまい、自分を責めてしまう。
怒らないようにしようと決意してもそれができない。
私の中で母親とは「優しくあるべき」「穏やかであるべき」という理想がありましたが、母親でも『怒り』の感情があっていいんだということを知った時、とても気持ちが楽になりました。
『アンガーマネジメント=怒らない、怒るのをガマン』と捉えてしまうと続かないです。
怒るという感情を抑えてはいけないし、喜怒哀楽全ての感情を『感じる』ということを必ずしなきゃいけないんですよ。
悲しみを感じて涙が込み上げてくれば思いっきり涙を流せばいいし、怒りを感じたなら「ああー!腹が立つ!」と思えばいい。
一番良くないのは、その怒りを自分にぶつけるとか子どもへぶつけるということ。
または、怒った後に「こんな自分はダメだ」と自己否定してしまうこと。じゃあどうしたらいいのか?
親もありのままの自分を認めることから
それは、自分の感情を『受け入れる』ということなんです。それは自分の感情をそのまま味わう感覚ですね。
感情は本能で瞬間的に沸き起こってくるものですから、そこを否定するということは『本当の自分』を否定するということ。
これが日常的に「怒ってはいけない」「笑顔でいなきゃいけない」なんて思いこんでいたら、日々本当の自分を傷めつけているわけですから、良いわけがないです。
だから怒りを感じたら「ああー!今私は子どもに腹が立っているんだよね」と、自分と対話する感じでいいんですよ。
先ほどの感想を書いてくれた保護者のかたも、そのことを書いてくれていました。
イライラする自分も怒る自分も認め、受け入れることはとても大切だと思います。
ついつい子どものために・・・と思いがちですが、親がまず幸せでいること、笑顔でいるためにできることは何かを考えていこうと思いました。
ほんとにそうですね。 子供にイライラしていい 。まずは『イライラする自分も怒る自分も認める』ということから始めればいいんです。
『ありのままの自分を認める』ということができるようになってこそ、物事をポジティブに捉えることができるようになりますからね。
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
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