子供へダメ出し と小言は、百害あって一利なし!
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
先月に岡山県では私立高校の入試が終わり、次はいよいよ県立高校の特別入試が目前に迫っています。
かなり多くの中学生が受検するはずですし、第一志望にしているというお子さんも多いことでしょう。
合否というハッキリとした形で結果が現れるだけに、子どもも親も心の状態が不安定になりやすいですよね。
だからと言って、絶対に親は子どもへやってはいけないことがありますよ。
自分が言われて嫌な言葉は言わない
『不安な気持ちを子どもへぶつけない!』ということです。絶対にやめてほしいですね。
僕が子育て講演会でもよく話をするんですが、「親自身が言われて嫌だと思う言葉は子どもへ言ってはいけないです」と。
これって当たり前って思いませんか?
だって僕たちは子どもの頃からこんなことを、親や先生から言われて育ってきましたもんね。
「自分が言われて嫌だと思うことは、人へ言ってはいけません!」
こんな当たり前なことを親になったとたんに忘れてしまって、子どもが嫌がることを言ってませんか?
「そんなんじゃ学校遅れるよ!なにやってんの?早く準備しなさい!」
「ダラダラして勉強を怠けて、そんなことじゃあ高校に行けないよ!」
こういった毎日の生活の中で子どもへ言っている言葉って、果たして自分が言われたらどうなんでしょう?大人用に言い換えてみましょう。
「そんなんじゃ学校へ遅れるよ!なにやってんの?早く準備しなさい!」
➡「そんなんじゃ会社へ遅れるよ!なにやってんの?早く準備しなさい!」
「ダラダラして勉強を怠けて、そんなことじゃあ高校に行けないよ!」
➡「ダラダラして仕事を怠けて、そんなことじゃあ部長になれないよ!」
どうです?こんなことを我が子から言われたら(笑)
仕事へ行かなければいけないのはわかっているんだけれど、朝からやる気が出ないときに言われたらどうですか?
疲れ果てていて、でもやらなきゃいけない仕事が山積みの時に言われたらどうですか?
腹が立ちませんか?やる気がなくなりませんか?
大人だって同じだと思いますよ。じゃあ、どうすればいいのでしょう?それはとっても簡単なこと。
次のページへ続く。
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