家でダラダラする子 は心配ない!
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
7月2日は、次男と長女がお世話になった岡山県美作高校で『子どもと親がもっと輝ける!思春期の関わり方』というテーマで、オンライン講演をさせていただきます。
次男と長女が高校生のころは、車で送迎するのが僕のささやかな心の癒やしになっていました。
送迎と言っても家から車で5分くらいなんですが、冬は寒いし暗いし、さらに今は物騒な世の中ですから可能な限り迎えに行ってました。
高校生娘の迎えが親の癒しの時間だった
当時は迎えに行くと、娘が車へ乗り込み運転席側の後部座席へ座り、僕の座っている運転席のヘッドレストを両手で持って僕の頭のすぐ右後ろでしゃべってくれてました。
「今日ジャージ忘れてな、かわりに制服のシャツを下に着たんよ」
「なあ、そこ曲がったほうが早いんじゃないん?」
「今日の晩ごはん何かなあ?」
当時まだ高校1年生だった娘でしたが、なんだかんだとりとめのないことを言ってくれてました。
僕の返す言葉は「そうかあ」「ふ~ん」「へえ~」この程度のことでしたが、毎日の楽しみでしたね。
たったの5分でも、僕にとっては心が癒される貴重な時間でした。
僕のすぐ後ろから話しかけてくれるのが、娘が小さかった頃におんぶしてた時の気分になってたんですよ。
家でダラダラする子 は安心です
そして、家に帰って晩ごはん食べて、ゴロゴロダラダラとスマホ触りながらテレビを見ている呑気な娘の姿。
その呑気な顔を見るのも僕は癒される時間。本当に親バカです(笑)
「宿題したの?」と、そんな言葉を言う気にもならない娘の呑気な姿。
元気に毎日学校へ行って、楽しんで過ごして帰って来ることだけで十分。
子どもが家でダラダラできるのは、家が安心な場所である証拠。 家でダラダラする子 を見たら安心しましょう。
ダラダラしているようでも、時に人間関係で悩んでいたこともあったようです。また、将来の進路のことはそれなりに考えていたようです。
親がいちいち心配しなくても、子どもはそれなりに自分で考えて判断し、だんだんと親から離れて成長していくんですよね。
『子どもの自発的な成長をサポートする』のが、いなっち家のスタンス。だから、料理などもあまり教えていません。
それでは子どもは成長しないと思っているあなた。心配いりません。ついに娘が自分から料理を作ったことが高校生のときにあったのです。今まで料理をほとんどしなかった娘が!
妻が扁桃腺炎で高熱を出し、娘が自分から「晩御飯作る!」と、レシピの選定から買い物まですべてやってくれました。
「お父さんになにかできることある?」って聞いても、「大丈夫」ってなにも手出しする必要なし。
完成した料理は、『アスパラの豚肉巻き』『ポテトサラダ』。僕には『ブリの刺身』を買ってくれて、喉の痛い妻には『はちみつ生姜湯』まで作ってくれました。
完成したポテトサラダの玉ねぎが辛い!でも、それは娘も水に玉ねぎをさらしておく時間が足りなかったということを自分で学ぶことができました。
自分で経験して学んでいけばいいんです。だから、親があれこれ手出しをする必要なし。子どもが自分で学んで成長していく姿を見守っておきましょうね。
そんな娘も今では母親としてすっかり落ち着きましたよ。
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