思春期の関わり方 はダメ出ししないこと!
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
フィギュアスケートの羽生結弦選手、現在は足首のケガで今季初戦のグランプリシリーズを欠場していますが、復活を期待している人も多いことかと思います。
スケートの技術や演技、人としての魅力、すばらしい羽生選手。いったい両親はどんなにすごい子育てされたのか?気になったので調べてみたら、意外な事実が!?
子どもの活躍は親の努力ではない
羽生選手のご両親はメディアにほとんど出てきませんよね。
「頑張っているのは本人だから」というスタンスだからなのです。
子どもが世界中で注目され活躍していれば、自慢の息子という気持ちになってもおかしくないですが、「主役は子ども」と言われるご両親。
この謙虚さが、今の羽生選手の人としての魅力につながっているのかもしれませんね。
ちなみに、いなっち家の子ども達は、小学校のとき柔道教室に通い、中学校から吹奏楽部に入りました。
柔道は体力づくりの一環だったので、ガチの柔道のように道場に入っていたわけではありませんが、試合には出ていました。
試合に出ると、そこへ来ている子どもたちのほとんどが、〇〇道場といったガッツリ柔道やっている子どもたちばかり。
当然ながら、ほとんど負けてばかり。
「もっと頑張れ!」「あそこは、こうしたほうがよかった」
つい、言いたくもなりましたが、僕は専門家でもないですから指導者にお任せ。
羽生選手のお父さんも、「もっとこうしろ」的なことを言われなかったそうです。
「がんばってるな」という温かい言葉で見守っていたようです。
『子どもを見守る』
これは子育ての基本ですよね。
さて以前、羽生結弦選手が記者会見で次のような質問を記者から受けました。
「我が子を羽生選手のように育てたいというお母さんが多いのですが、どうしたら羽生選手のように育つと思いますか?」
羽生選手はどう答えたと思います?僕は「さすが!」と納得した回答だったのです。
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