子供へ共感が大切 なのに説教ばかりしていませんか?
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
子どもへ説教してもほとんど伝わっていない
講演のシーズンで今週もいろんな場所へ行きます。
あなたは講演を聞いて「うんうん、そうだよねー」とか「わかるわー!」とか「それ、あるあるー!」って納得できるとき、話の内容が記憶に残りやすいですよね。
逆に、「そんなこと言われなくてもわかっている」とか「どうせあなただからできたんでしょ」とか「とても良いこと言ってるのはわかるけど、おもしろくない」って印象をもったときは、内容が記憶に残らないですよね。
ということは、あなたが子どもへガミガミクドクド言っている説教はどうでしょうか?
おそらく子どもの記憶へほとんど残ってなく、「うっとおしい」「面倒くさい」といったマイナス感情しか残っていない可能性が高いということです。
これは教師もやりがちなんです。子どもへ大切なことを伝えなければという想いはすごく必要ですが、受け取る側が『聴きたい』って気持ちになっていなければ、全く伝わっていかないんですよ。
親も教師も 子供へ共感が大切
じゃあどうすることが大切なのか?
それは、「この人の言うことなら、しょうがないなあ」って気持ちにさせることなんです。
そのためには、伝えたいと思っている相手の話をまずは『聴く』ということですね。そこであなたへ質問。
子どもが学校から帰ってきてこんなこと言ってきました。
「今日なあ、友だちにバカって言われて腹が立ったから、死ねっ!って言いかえしたら、先生に死ねっていうもんじゃないって強く怒られて、すげー腹が立った」
あなただったら、どう受け答えしますか?
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