アドバイスよりも共感 をしたほうが効果的!
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
子どもへ共感していますか?
伝えることより、聴くことに力を注ぎましょう!
子どもへ共感する母親の姿に感動
数年前のことですが、市役者の駐車場へあるいて妻と移動していた時のこと。
背中に赤ちゃんをおんぶし、お姉ちゃんだろうと思われる幼い女の子の手を引いて歩いているお母さんを見かけました。
その女の子は、何やらいろんなことをお母さんへ言ってました。何を言っているのかはよく聴き取れませんでしたが、お母さんの声はハッキリと聴きとれたんです。
「うんうん。そうだねえ。◯◯は~だよね。」
こんな感じでお母さんは女の子の言う言葉に穏やかな表情で丁寧なあいづちを打っていて、すごく微笑ましい親子の姿が印象に残っています。
僕「なあ、あのお母さん。背中に赤ちゃんおんぶしとって、そのうえ娘の手を引きながら、娘の言うことに穏やかに共感していてすげえなあー!」
妻「本当に偉いよ。でも、あれができていればもう子育ては充分なんじゃけどなあ。意外とできない親が多いんじゃ。」
子どもの気持ちへ『共感』することを、日ごろからやっていると、子どもの心は安定します。安定した心があるから、自分に自信も持てるし、いろんなことにチャレンジできるようになります。
でも残念ながら、その逆もあるんですよね。
「もっとがんばれる!あきらめるな!」
「怠けるんじゃない!頑張りなさい!」
こうやって、頑張らせることばかりに必死な親。
「今忙しいから、後にして!」
「何バカなこと言ってるの!早く手を洗ってカバン置いてきなさい!」
子どもの言葉に反応しなかったり、否定する親。これでは、子どもの心は安定するどころか、不安定になっていくばかり。
今回紹介したお母さんのように、子どもへていねいに向き合ってほしいですね。
親も教師も アドバイスよりも共感 を意識
これは親だけでなく、教師も同じです。そのことについて、僕が教師時代にブログで書いたことを紹介しますのでご覧ください。
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