部活動パワハラ が起きるとき、共依存の可能性が!?
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
東京オリンピックが開幕しましたね。オリンピックに出場するような選手と指導者の間でも、スポーツにおけるパワハラ問題がニュースになって出てくることがあります。
今回は、部活動、スポ少、クラブチームなど、子どものスポーツについて考えてみます。
信頼関係あれば 部活動パワハラ は許される!?
指導者と選手との間に『信頼関係』があれば、キツイ言葉を浴びせられても、平手打ちされてもそれは『愛のムチ』だと思っているからいいといったことを言う人も以前はいました。
最近は体罰のことが厳しく言われるようになり、そういった指導をする顧問はほとんどいなくなったのではないかと思われます。
でも、そういう考え方を持っている指導者や親は今でもいるのではないでしょうか?
僕が教師時代、ものすごい罵声を浴びせて指導するある部活の顧問がいました。(この顧問を否定したり批判しているわけではございませんので)
生徒たちは最初はビビっているんですが、その罵声とゲロを吐く寸前までの厳しい指導ですごく鍛えられてました。
その顧問が転勤して来るまでは弱小チームだったのですが、顧問が来てからは生まれ変わりました。
でも生徒たちは、朝練が終わった時点でヘロヘロ。
「もういやじゃー」「死ぬ―」といったセリフを教室で耳にしたものです。
僕が中学3年生を担任していた2学期、すでに部活を引退している生徒たちの会話を耳にして「!?」と思ったことがあったのです。
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