指導者と子どもが共依存になっていないか?
生徒A「久しぶりにあの怒鳴り声を聞きてえわー」
生徒B「もう完全に病気じゃな(笑)」
僕「えー!?そういう気分になるんじゃ!部活やってたときには、あんなに「辞めたい辞めたい」って言っとったのに」
毎日部活の文句や愚痴を言いながらも、顧問の先生のことは大好きだった生徒たちでした。
大人になってからも顧問の先生とは交流があったり、いい関係のようです。
でも、こういったパターンばかりじゃないこともあります。顧問と生徒の共依存の危険性もあるんです。
これはDVをする人のやりかたで、罵声を浴びせ続けたり相手を否定し続け、思考停止状態にさせる。でもそうじゃないときは、とてつもなく優しくする。
これを繰り返すうちに、「自分はダメな人間だ。だから自分のために厳しく時には優しくしてくれているんだ」と、思い込むようになるのです。
洗脳やマインドコントロールですね。そしてお互いが依存しあう『共依存』の状態になり、 部活動パワハラ が起きるわけです。
僕は厳しい指導を否定しているわけじゃないですし、熱意をもって指導することは素晴らしいことだと思います。
ただし、それが本当に『子どものためなのか?』それとも『自分のためなのか?』を、指導者は自分で自分をチェックできる状態になっておく必要があります。
子どものためと言いつつ、自己満足になってはいけませんよね。
さらに気合や根性を叩き込むのが指導だと思っていると、ますます指導者の自己満足になっていきます。
だからこそ指導者は冷静な判断ができるために、アンガーマネジメントや子どものやる気の引き出し方を学んでおきましょう!
ちなみに僕は以前、岡山県小学生バレーボール連盟で指導者対象にアンガーマネジメントの研修をさせていただきました。
こういった教える側がスポーツの技術面だけでなく、教えるための姿勢や感情のコントロールについて学んでいこうとする流れが、もっともっと広がっていってほしいと思います。
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
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