子供がやる気を出す には理解から
いなっちの妻です。多くの方に夫のセミナーをご覧いただき、本当にありがとうございます。
子どもがやる気を出す って、親にとって切実な願いかもしれませんよね。
今回の話の中で、「反省していない子はいない」「子どもだって勉強はした方がいいと思ってるし、受験に失敗したくないと思ってる」と言われてましたが、私が関わってきた不登校の子や、授業中教室から出ていく子たちも、受験のことや将来のことを考えていない子はいませんでした。一時的に見ないようにしている子はいましたけどね。
中には、勉強や将来に対する不安について親には話せなくても、他の第三者になら言える子がいました。そんな出会いがあったら、それはそれで幸せなことですね。
「子どもを承認しましょう」「子どもに共感しましょう」と言われて、「でもなあ~そうは言ってもな~」と思われた人は、自分自身が承認・共感をされてきた経験が乏しいのかもしれませんね。そうなると承認・共感することに違和感があるでしょうね。
45分の中で一貫して言われてたのは、「自分の子はどういう子なのかという理解」「得意なことは?不得意なことは?」「どんな特性や特徴を持ってる?」「今どんな状況に置かれてる?」といった「理解しようとるすこと・分かろうとすること」なのだと思います。
「出来てる、頑張っている・当たり前のようだけど、出来ていることを見てますか?」と言ったのも、結局は「子どもを理解すること」なんですよね。
「身近に自分のことを分かってくれる人がいる」ということが、子どもの力の源になるのだと思います。
時には、ダメ出しや叱りつけることによって子どもが何らかの上達を見せた事例もあるでしょう。
ただそれが上手くいったのは、結局は「自分のことを分かったうえで、的確なことを言ってくれてるんだなあ」と思えた時なのだと思います。
学力高く、進学も就職も順調にいった。それはそれで幸せなことですが、そこに「自分が生きている。存在していることに喜びを感じてくれている人がいる」と思えたら、こんな心強く、幸せなことはないなあと思います。
頑張って取り組んでいてもなかなか上手くいかないこともあると思いますが、それはもう少し時間が必要なのか、または、子どもが敏感になって、「親が自分をコントロールしようとしている」「自分を理解しようとは思ってないな。親の考えを押しつけてくるんだな。」と察知してる可能性もあります。
だから、子どもが今どんな気持ちや状況なのかを理解しておく必要はあるのです。
さらに、子どもの力を引き出すための説明がよかったですね。それについては、次のページで説明します。