子どもも親も承認欲求を満たしてほしい
話の流れもよかったなあと思いました。(私が言うのもなんですが)「凹ますサイクル」と「力を引き出すサイクル」の間にマズローの欲求5段階説での「承認欲求」「自己実現の欲求」を挟むことで、前半の内容の振り返りがスッキリできて、さらに理解しやすかったと思います。
視聴者の気持ちに面白く寄り添うところもありましたね。
例えば、「子どもがダラダラしているところを、見るから腹が立つんです。見なきゃいいんですよ!自分のことやってください。」と言ったあとに「て言ったらね、”今回の講師の先生はいい加減だな~”って思うでしょ!」と言ったあとに「子どもは子どもの人生を歩んでいくんですよ」と進めていくとか。
質問にも、素早く的確に答えてるな~と思いました。次々リアルタイムで質問が画面上に出てくるのですが、私なら読むのもしんどい・・。
その質問の中で「お母さんは、力を引き出すサイクルを意識していると思うのですが、お父さんはその逆で・・」というような内容がありました。私はついつい「いるよな~こういう頭の固いお父さん!」と思ってしまったのですが、いなっちは即座に「お父さんの承認欲求を満たしてあげましょう」と答えてました。なるほど父親の気持ちに寄り添うことも大切ですね。
力を引き出すサイクルは「応用行動分析」という手法がもとになっているのですが、一度上手くいったらからといって一生上手くいくものではないのです。
親心が行き過ぎて、親の不安が増大したり、幼い頃に満たされなかったことで成長の後退(幼い考え方や行動になってしまう)が起きることもあるので、ついつい凹ますサイクルに行ってしまうことがあります。
そのたびに子どもを理解し直し、子どもの置かれた状況を理解し直し、子どもへの関わり方を修正していくことが必要で、私たち夫婦も含め、親は死ぬまで一生その繰り返しなのだろうと思いました。
子供がやる気を出す ためには、こうやって少しずつ親が子どもへの関わり方を変えていくスモールステップしか近道はないんですよね。
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