子育てにひと手間かければ楽になる!子どもにイライラしないコツ。
岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
前回のブログ子どものためという押し付け!親の都合で考えていませんかで、次男から励まされる言葉をもらったということを書きましたよね。
次男は、ときどき嬉しい一言を言ってくれることがあるんですよ。
数年前のことですが、次男が妻へこんなことを言ったことがありました。
「お母さんひと手間かけているね」
一体どういうことなのでしょうか?
母親がひと手間かける目的とは?
当時高校生だった娘は、家の鍵を部活グッズを入れるリュックと教科書を入れる学校指定カバンの両方へ入れていました。
以前、鍵を片方のカバンに入れて持っていくのを忘れて困ったことがあったので、妻が合鍵を作って、部活用リュックと学校カバンの両方へ合鍵を入れたのです。
そのことを知った次男がさきほどの言葉を言いました。
「お母さんひと手間かけているね。」
次男の言った言葉に妻はこう返しました。
「ひと手間かけていれば、いちいち怒ることもなくなるのよ。」
これにはあっぱれです。
子どもに怒らなくて済むひと手間のかけかた
もしあなたの子どもが、家の鍵を別のカバンに入れたまま忘れていき、子どもから「家の鍵がない」と、ヘルプの電話が来たとしたら、あなたはどうしますか?
「もう!何やってるの!?」
「それくらい、ちゃんと自分で確認して行ってよ!」
「まったく、いい加減にしてよね!お母さんだって忙しいのに。」
などなど、言いたくなりませんか?
我が家でも、娘が家の鍵を忘れて行ったことがあったのですが、妻は娘のミスを叱りませんでした。
それはなぜか?
次のページへ続く。
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