怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
本当に子どもを怒る必要があるのか?
あなたは考えていますか?
親が怒らず接したことで子どもへ変化
先日、神戸市須磨区中学校PTA連合会で講演させていただき、参加されていた保護者のかたから後日、以下のメッセージをいただきました。
いなっち先生
先日、須磨区の飛松中学で講演をきかせていただいた者です。
本当に考えさせられる講演でした。「それは本当に子供が生きていく上で怒らないといけない内容か?」
をまず考えるように意識しています。
すると、考える、この時間が少しクールダウンさせてくれ、講演会からまだ数日しかたっていないのにおこる回数がへっています!挑発的に話していた息子がなんとなくやさしくなってきて。
私がまず変わっていく事が大切なんだと講演会で気付かさせてくれました。
まだまだですが、これからも意識しながら丁寧に向き合っていこうと思います。
本当にありがとうございました。
講演を聞かれて、すぐに実践されたことで、お子さんに良い変化が生まれたようで嬉しいです。
すぐに実践していくという心がけが素晴らしいですね!
『怒る必要があるのか?』『怒る必要がないのか?』
アンガーマネジメントでは、常に考えておくことが大切です。
子育てに関しては、出来る限り子どもへ怒ることは少ないほうがいい。それはなぜか?
怒る必要があると思って怒っても、多くの場合は『親の都合』で怒っていることがほとんどだからなのです。
親が子どもへ怒るばかりすれば、子どもは反抗的になったり、反抗することが無駄だと思えば無視になったり、さらには無気力になったりします。
親が子どもへ怒れば怒るほど、子どものやる気は失われ、チャレンジすることをしなくなるという悪循環に入っていくんです。
親が変われば子どもは変わる
今回紹介したメッセージに書かれていた、挑発的に話していた息子さんがやさしく変化したということがいいですねー。
もしこのお母さんが、息子さんをなんとしてでも変えようと必死になっていたなら、息子さんはさらに頑なに抵抗していたことでしょう。
息子さんを変えるのではなく、お母さん自身が変わったこと。
お母さんが変わることで、息子さんとの関わり方が変わります。
それまで怒ることで息子さんへ関わっていたお母さんが変わるから、息子さんもお母さんへ挑発的な態度をとる必要がなくなったわけですね。
『親が変われば子どもが変わる』
僕が講演会でいつも親御さんへ伝えていることは、まさに今回紹介したお母さんのこと。
親が変わったことで、子どもとの関わり方が変わるんですよ。
これに気づくことができたら、どんどん良い方向へ変わっていきますよ。
世の中のお父さん、お母さん、もっと見方を変えていきましょうよ。
いつまで、子どもにイライラしていくつもりですか?
いつまで、子どもを怒り続けていくつもりですか?
子どもは自分で成長していく力を持っています。成長していく力を親が潰していませんか?
もっと子どもに任せて、親は自分の人生を豊かにしていくことに力を注ぎましょうね。
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
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