怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
笠岡市立尾坂幼稚園で講演させていただいたときの保護者の感想が届きました。
稲田先生のお話を聞き、その日さっそく『べき』を断捨離してみました。
すると、このお母さんはどうなったでしょう?
毎日子どもへ怒る悪循環から抜け出すために
その前に、このお母さんの感想を読んでいて、これって日本全国のお母さん達の多くがぶち当たるお悩みじゃないかなあって感じました。
だからぜひ読者の皆さんにも読んでいただきたいので紹介します。
長男が誕生し、可愛いばかりの思考から、1歳を過ぎた頃から「しつけ」の3文字が少しずつ頭に浮かぶようになりました。
もうそろそろスプーンを持たせて食べさせないと、もう手づかみはやめさせないと、トイレを始めないと、いつまでにトイレをあがらせたい・・・。
子どもの月齢ばかり気にして本来の姿をちゃんと認めてあげられていなかったように思います。
自分の中の「こうあるべき」「こうしてほしい」ということを崩されると怒りのボルテージが上がり、ふと落ち着いた時に、なんであんなに怒ってしまったんだろうと後悔して泣く。
明日は怒らないでおこう、絶対こうしようと思っていても、自分の中の根本的な考え方が変わってないのでまた同じことの繰り返しで悪循環な日々が続いていたことがありました。
今でも小さい事でなにかと怒り、怒らない日はないという毎日でした。
稲田先生のお話を聞き、その日さっそく『べき』を断捨離してみました。
【這えば立て立てば歩めの親心】と言われるように、親は子どもの成長が楽しみですよね。
しかしそれは、気づかないうちに『楽しみ』というよりも、親の理想や願望の『べき』に変わっていってしまうことがあります。
それは、子どものことを真剣に考えて一生懸命に子育てしているからこそです。
でもその積み重ねが親自身を苦しめ、怒りの素となって子どもへ怒る回数も増え、いつしか笑顔さえ忘れてしまっていたなんてことにもつながります。
だから僕は講演で「あなたが子どもへ求める『べき』は、本当に必要ですか?」と問いかけています。
そして、「その『べき』が本当に子どもが生きていく上で必要なもの以外、捨てちゃいましょう!」とお伝えしています。
親の『べき』を断捨離すれば、子どもへの関わりが大きく変化するんです。
親子で笑顔で一日を終え、気持ちが軽くなった
今回の感想を書かれたお母さんは、早速家に帰って『べき』の断捨離をされましたが、いったいどうなったか?
いつもは怒っていた子どもの行動がいくつも起こる中、ビックリするほど怒りの感情が湧き起こらず、一度も怒ることなく一日が終わりました。
子ども達が寝た後いつもなら「今日も疲れた~」と、ずっしり重くなる気持ちが、子どもも私も笑顔たくさんで終われた今日は、なんだかフワフワと気持ちが軽かったです。
すぐに行動に移されたこと、すばらしいですね!さっそく親子で笑顔で一日を終え、気持ちが軽くなったなんて、僕もとっても嬉しいです。
毎日毎日繰り返す日々の中で、最初は反省していたこともいつしか怒ることが当たり前になり、自分が子どもの頃こんな人になりたくないと思っていたガミガミおばさんになっていました。
稲田先生に気づかせていただいたこと、思い出させていただいたこと、教えていただいたこと全て自分の心にスッと入ってきました。
明日からも笑顔で溢れる毎日を送れるように稲田術を心に持って子ども達と関わっていこうと思います。
「自分を変えたい!」「子どもへ怒る自分が嫌!」と言われるお母さんは多いです。
でも、どうやって変わっていったらいいのかがわからないし、日々の子育てに追われていると、そんな余裕もないですよね。
だから今回の幼稚園のように、お子さんが登園しているときに保護者が講演を聴くという形は、とても効果が大きいです。
日本全国のお母さんに少しでも笑顔を増やしたい!
親が変われば子どもは変わります。親の笑顔が子どもの笑顔のもと。
ぜひ講演に呼んでくださいね!
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