子供は親の怒り方をマネする!親は自分の怒り方に気をつける
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
昨日は倉敷市教育委員会生涯学習課主催
家庭教育推進講演会に登壇させていただきました。
講演の前に、教育委員会のかたといろんなお話をさせていただきました。
子供も大人も失敗を許さない社会
会話の内容は以下の通りです。
・世の中がスピード化され、正確さが求められ、便利ではあるけれど失敗が許されない社会になっている。
・「まあ、ええが」って、言えることが減った。
・クレームを言ったもの勝ちになっている。
・学校現場にパソコンが入って、便利になったというよりも多忙化した。
こんな話をして、講演前からすごく盛り上がりました。
ありがとうございます。
教育現場も社会も、失敗を許さない風潮。
これは、子どもにとって悪影響です。
パソコンが導入されて忙しくなりミスが許されなくなった
僕が教師になったとき、パソコンはほとんど使われていませんでした。
教師になって買った道具は、ワープロ。
NECの文豪ってやつです。
でも十数万しましたよ。
あの頃、教頭先生が外字を作ってくれてました。
懐かしいですね。
当時勤めた中学校。
愛知県東海市立名和中学校。
それから、数年たつとパソコンにどんどん移行。
僕ももちろん買いましたよ。
当時、3GBでもすごいって(笑)
今では考えられませんよね。
でもパソコンが導入されて、どんどん忙しくなっていったように思えます。
いろんな処理が早くなったら、どんどん処理していく仕事の量も増えているようでなりません。
さらに、ちょっとしたミスも許されない。
それは、パソコンでやっているのだからミスがないのは当然みたいな。
扱っているのは人間なのですから、ミスはしますよ。
子供は親の怒り方をマネしているから気をつけたほうがいい
僕はパソコンやネットを否定はしません。
こうやってブログを書いたり、アップしたり、すごく役に立っています。
ただ、ミスは誰でもしてしまいます。
『お互いさま』
そういう気持ちで、やっていけばいいんじゃない?
ここぞとばかりに、ミスを指摘する。
怒りをぶちまける。
でもそれを子どもがじっと見ていたら
知らず知らず学習している可能性があります。
子どもが相手のちょっとしたことを許せず
怒ってトラブルを起こして困る。
それは子どもに問題があるのではなく、実は親。
子どもが親の怒り方をマネしているんですよ。
子どもの表現方法には、必ずと言っていいほど
モデルがいます。
それは、多くの場合『親』です。
あなたの怒り方って、大丈夫ですか?
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