親のアドバイスは不要!子供のグチを受け止めるだけでいい
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
今日はいよいよ茨城県ひたちなか市立勝田第一中学校の3年生の皆さんへ講演です。
なので、昨日から東京へ入りました。
津山から夜行バスでバスタ新宿へ。
バスの席を変わってモヤモヤイライラ
バスへ乗り込んで、荷物を荷物棚へ載せて、上着もハンガーへかけてさあ座ろうとした時
「席変わってもらえませんか?」
と女性から。
どうやら、相方の外国人男性と席が離れているよう。
「ダメですよね?」
そう言われると、なんだか断りにくい。
「まあ・・・いいですよ」
って、席を変わりました。
席を変わった後、なんだかモヤモヤイライラ。
なぜなら、本当は最初の席が良かったから。
その理由は
・3列の広い方の通路側だから
・後ろがトイレなので、後ろに気兼ねなく席を倒せる
それを考えると、モヤモヤイライラ。
自分の気持ちを納得させるために、妻へLINEで事情説明。
僕「カップルのためにいいことしたよね?」
妻「カップルのためにいいことしたね。それにしても図々しい。でもきっといいことあるよ。茨城は大成功になるよ!」
と、妻から励まされるメッセージ。
気持ちが楽になりましたよ。
親は子どものグチを受け止めるだけでいい
こういうことって、子どももありますよね。
教室の席替えするとき。
自分の座りたい席に決まったのに、友達から強引に席を変わってほしいって言われて断れずに変わってしまうようなケース。
断れなかった自分にイライラ。
強引な友達にイライラ。
でも、学校では自己主張ができない。
だから家に帰って、不機嫌。
子どもも不機嫌に話をしてきます。
子「今日なあ、強引に席替えられて、メチャクチャ腹立ったし!」
あなただったら、どう答えますか?
A「あなたが、嫌だって言わないからでしょ」
B「そうだったの?強引に変えられて腹が立ったんだ。嫌だったんだね」
C「なんてずうずうしい友達。先生へ言ってやるわ!」
子の場合、適切な答え方は『B』。
子どもの気持ちを受け止め、共感してやるだけでいいんです。
グチをこぼすってことは、とりあえず聴いてほしいんです。
気持ちをわかってもらえるだけで、安心なんですよ。
『A』の答え方だと、もう親へはグチをこぼすの止めようって思い、本音を言わなくなってきます。
『B』の答え方だと、子どもは親へ言えば何とかしてくれると思って、自分で対処する力がなくなってしまいます。または、親が先走るのが嫌で本音を言わなくなります。
親は子どものことが心配。
だから、ついつい気持ちを受け止めることより、アドバイスや先走る行動になりがち。
気持ちを受け止める余裕を持ちたいですね。
関連するブログもどうぞ!
➡親は子供の話に共感して受け止める努力を
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
子どもから大人まで、岡山発どこへでも
研修や講演のご相談はお気軽にどうぞ!
数人の子育て座談会から企業研修まで対応
企業での社員カウンセリングも対応
この記事へのコメントはありません。