子供の挑発に乗ると失敗!親子の会話で売り言葉に買い言葉は禁物
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
昨日、ある病院に健康診断に行ったときのこと。
「稲田さんですよね。いつもブログを参考にさせてもらってます」
受付の方から言われました。
初めてお目にかかる方でしたが、感激!
本当にありがたいことです。
子どもへガミガミ言うと、実は子どもには都合がいいんです。
いったいなぜ?
勉強しなさいと言えば子供は都合が良くなる?
子どもの顔を見るたびに、社交辞令のように言ってませんか?
「勉強したの?」
「早く勉強しなさい!」
毎日にように言われる子ども。
「わかってるって!」
「これからやろうと思ってたし!」
本当はやろうと思っていなかったのに、とりあえず言います。
さらに、こんな決めゼリフが!?
「やろうと思ってたのに、お母さんがうるさいからやる気がなくなった!」
子どもにとっては、都合がいいんです。
「よし!これで勉強しない理由ができた」
ってこと。
これって、子どもは意図的に言ってはないかもしれません。
でも無意識に、子どもは勉強したくないための理由を見つけようとしています。
だからとっても都合がいいんですよ。
親子の会話で売り言葉に買い言葉は禁物
ここで親はやめておけばいいのに、子どもの土俵へ乗っかってしまう。
「やる気がなくなったとか、お母さんのせいにして、もとからやる気なんてなかったくせに!」
親は気づかないうちに、子どもの思うつぼ。
親がガミガミ怒れば怒るほど、とっても都合がいい。
子「うるせーなー!もう勉強なんてしない!」
親「だったら、高校なんて行かなくていい!」
完全に売り言葉に買い言葉。
建設的な会話になりませんよね。
「高校なんて行かなくていい!」
これは、親の本心ではないですよね?
本当は高校へ行ってほしいはず。
なのに本心でもない捨てゼリフを投げつける。
こうなってしまうと、子どものやる気はますます出ません。
きっと親としても本心じゃないから
「しまった!言い過ぎた!」
って思うことでしょう。
そんなこときは、すぐに謝りましょう。
「ごめん。お母さんつい言いすぎて」
そうすれば、子どもだってわかってくれますよ。
心にもないことを言うよりも、本心を伝えるほうがいいです。
「お母さんは心配なのよ」って。
おそらく子ども自身も不安に思っていることでしょう。
そして、親子の会話で売り言葉に買い言葉は禁物。
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