先生の対応に疑問?子供のトラブル対応に親は注意する必要あり
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
怒る必要があるか?
怒る必要がないか?
適切に線引きできるようになることを目指すのがアンガーマネジメント。
怒って後悔。怒れなくて後悔。
怒りで後悔しないこと。
長男が小学5年生の時、怒って良かったことがあります。
子供のトラブル処理をした先生に怒りが!?
長男が運動場でサッカーしていた時。
後ろに下がったところにいた6年生の顔面に長男の後頭部が激突。
激突された6年生が怒って、長男を蹴る。
長男は痛いのと、驚きで泡を吹いて号泣。
学校から病院へ連れていきますと連絡。
長男も6年生も異常なく、ホッとしたんです。
がっ、しかし!
この出来事の説明をされた先生に怒りが!?
父親として納得いかない小学校の先生へ怒りの電話
「今回の出来事について、二人に話をしました。〇〇くんの悪かったところ、稲田くんの悪かったところ、これからどうしたらいいか話しました」
と、病院で妻と相手の親御さんへ説明があったのです。
それを聞いた妻はモヤモヤ。
仕事から帰った僕へ、それを伝えてくれました。
どう考えてもおかしい。
だって、うちの子どもはサッカーに夢中。
そんなとき、後ろを確認する余裕なんてないですよ。
ぶつかって、6年生から痛い思いをさせられたのに、うちの長男にも悪いところある?
まるで交通事故の過失割合みたいな。
動いていたら、動いている側にも過失があります。
「でも、それはおかしいじゃろ!?」
僕は、小学校の先生へ怒りの電話をしました。
僕も中学校教師なので、同業者がこんなこと言うのはおかしいかなと思って、当時僕が勤務していた中学校の校長へ相談すると
「そりゃ、稲田さん。いわにゃいけん!」
と、背中を押してくれました。
校長は、自分の子どもが小学校の時に同じようなことがあって、辛い思いをしたことなどを教えてくれました。
理解してくれる人がいると思うと、すごく心強かったです。
子供のトラブルを平等に処理する先生に疑問
早速電話して、理解してもらえました。
それで終わりましたが、今回のようなことが結構あるんですよ。
先生のトラブル対応の習慣のようなものでしょうか。
全員じゃないですけどね。
先生って、なんでもかんでも平等に処理しようとする傾向があるんです。
最後の決め台詞。
「お互いに悪かったところを言ってごらん」
その後は社交辞令としか思えない
「じゃあ、最後に言う言葉は?」
こうやって、事を穏便に済ませようとする。
僕も若い頃はありましたが、それはおかしいと気づきましたよ。
だって謝っても、本当にその気持ちになっていなければ、まったく意味がないですから。
だからトラブルが怒ったときも、お互いに理由があるときはジャッジしません。
でも、今回のように明らかなことであればジャッジします。
「サッカーに夢中だったら、だれでもぶつかるよ。ぶつかられたら痛くて腹が立つよね。でもだからといって、ぶつかってきた人を蹴ったりしてはいけない。サッカーの試合だったら、レッドカードで退場だよ。」
何がいけなかったのかは、伝えればいい。
でも、すべてお互いに非があるわけではないんです。
おかしいと思うことは、学校へ聞いていいんですよ。
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