普通が子供を苦しめる!親の何気ない一言が自己肯定感に影響する
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
僕はアンガーマネジメントの講師。
多分、それで知っている方が多いと思います。
ですが、実はカウンセリングもやっています。
現在、地元の津山市より年間委託で職員のカウンセリングもやってます。
また、個人からの依頼も時々いただくこともあります。
さらにそれ以外に、地元の会社から年間契約をいただいて、社員の個人面談や社長の面談、さらには社長のコミュニケーション力アップなど、結構色々やってるんです(笑)
母親の何気ない一言が子供を苦しめ続けた
いろんなかたの相談を受けるなかで、親の関わりがすごく生き方に影響するなあとすごく感じます。
例えばこんな方がいらっしゃいました。
「幼い頃『これくらいはできて当然よ』と母親から言われ、自分にとってはすごくハードルが高いことで、すごく負担でした」
お母さんは怒って言ったわけでもなく、これくらいはできていてほしいという思いから、何気なくサラっと言われたそうです。
でも、それがすごく負担だったのです。
「世間で普通ということが自分にはハードルが高いけど、でも今の自分じゃあダメだと思ってなんとか必死でやってきました」
涙ながらにその方は語られました。
すごく頑張ってきたこと、苦しかったこと、今まで親にも誰にも言ったことのなかったことを勇気を振り絞って話してくれました。
僕が想像する以上に、大変なことだっただろうと思います。
これくらい普通だよは子供を苦しめているかも
「これくらいはできてないと困るよ」
「これくらい普通だよ」
親が良かれと思って子どもへ言っていること。
実はそれって、子どもを苦しめているかもしれない。
人は生まれ持っての能力はあります。
僕は趣味でランニングします。
以前は10kmマラソン出てました。
10kmを44分で走ってました。
世界記録だとたしか26分台。
じゃあ、本格的に僕が指導を受けたら26分へ持っていけるか?
できるわけないですよね。
でも、40分台にはいけるかもしれません。
生まれ持ったその人の、得意・不得意はあるんです。
どんなに頑張っても、他人と同じ水準に持っていけるわけじゃない。
そこを親はわかったうえで、子どもへ声かけておく必要があります。
子供の長所も短所もすべて受け入れると自己肯定感は育つ
できることも、できないことも、それがその人の全て。
長所も短所も自分で受け入れたうえで、本当に自分がやりたいこと、本当に自分にとって必要だと思うことに全力を出して取り組むことが自然なことだと思います。
そこで、自分の短所を克服することもできますよね。
そのためには、親がまずは子どもの長所も短所も受け入れておく必要があります。
「あなたは、あなたのままでいい」
その姿勢があって、子どもは安心します。
安心できる土台があるから、その土台に立って、さらに自分を成長させようという気持ちが起きるんですよね。
親がやることは、その土台作りですよ。
それが心の土台。
自己肯定感ってやつですね。
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