失敗しない高校選び!オープンスクールに参加するときのポイント
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
前回のブログではダラダラ過ごす中学校3年生への対応について書きました。
前回のブログはこちら
⇒ダラダラ過ごす子どもにイライラ!部活動引退した中学生の夏休み
さて今回は、中学校3年生の進路選択について。
ダラダラ過ごす子どもも高校入試を気にしている
夏休みになってダラダラ過ごしている子ども。
「半年後は入試だっていうのに大丈夫なの?」
子どもよりも親の方がヤキモキ。
でもそんな様子でも、ちゃっかり高校のオープンスクール申し込みはしてることが多いですよ。
ダラダラしているようで、子どもなりに高校入試のことは気にしているんです。
高校入試なんてどうでもいいって子どもだったら、オープンスクールさえも申し込みませんからね。
高校選びでお金の事情を子どもへすぐに言わない
オープンスクールは、夏休みにどこの高校もやっています。
とくに私立高校は開催日数が多く、2学期も開催していますね。
いろんな高校へ自分の足で行き、自分の目で確かめる。
自分で確認して志望校を決めるって、すごく大切なこと。
ところが、金銭的な事情もあります。
「私立に行かせるお金なんてないから、県立じゃなきゃお金払えないよ」
子どもへのっけからズバッと親の意見を押しつけるのは、控えてほしいです。
金銭的な事情で、どうしても難しいことがあるのはよくわかります。
でもそれをいきなり言って、頭から選択肢に入れないようにするのは、子どもにとっては辛いこと。
子供の行きたい高校へどうやって行かせられるかを親はまず考える
まずは、子どもの気持ちを大切にしてほしいです。
「A高校に行って、こんな勉強してみたい」
子どもがこういう前向きな気持ちになったときは、勉強をやろうって気持ちにもなっています。
すごいチャンス!
金銭的な部分で厳しいからって、すぐに「ダメ!」って言えば、子どものやる気はガタ落ち。
まずは子どもの気持ちを受け止めて
「へえー!A高校でそんなことをやってみたいんだ」
こんな感じで答えてあげましょうね。
そして、親はできる限り情報を仕入れて検討しておきましょう。
・学費やその他諸経費
・所得によって就学支援金の額が違うこと
・特待制度も活用できるか?
(成績や部活動の結果で判断されます)
・奨学金や教育ローン
・その高校へ行っている知り合いから情報を仕入れる
親に出来ることを最大限考えてみるのです。
希望する高校のメリットとデメリットも考えさせておく
オープンスクールに行くと、先生も先輩もすごくフレンドリーに接してくれたり、お客様扱いしてくれます。
「あー、こんな高校だったらバラ色の生活!」
大げさかもしれませんが、子どもは良いところばかりに目がいきます。
だから、子どもにはメリットとデメリットの両面を考えさせるといいですね。
まず、高校へ自分の足で行かせる。
電車やバスで通うことになるなら、実際にこの暑い夏に同じ通学方法で行かせてみる。
寮生活となるなら、寮を見学しておく。
子どもが失敗しない高校の選び方は覚悟を決めさせること
ちなみに我が家の長男は寮生活でした。
今はその寮は使われていませんが、平成のこの時代に昭和のにおいプンプンの寮。
共同風呂、共同台所、共同トイレ。
それをわかって入寮しましたが、それでも寮生活を始めていろんなことに気づきました。
廊下の床を歩くとグニャと凹む部分。
トイレの小便器からおしっこが漏れてくることも・・・。
直してもらいましたけどね。
さらに、誰もいないはずの部屋から足音が聞こえたり・・・・
これは直らないので、気のせいってことで(笑)
それはそれで、すごくいい思い出になったようですけどね。
事前にしっかり検討しても、予想した通りのことばかりじゃありません。
高校だけでなく、人生がそうでしょう?
困難にぶち当たったとき、自分で乗り越えていくには
「自分で覚悟を決めて入った高校だから」
って思えることです。
せっかくの夏休み。
子どもとたまには、高校選びについて語り合ってみてくださいね。
初めてのお子さんをお持ちだと、高校入試も不安ですよね。
いろいろ聞いてみたいというあなた。
お待ちしています。
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