子供の学習意欲を高めるには?親や教師は安心安全の場づくりを
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
昨日は妻とお勉強に行ってきました。
僕たち夫婦はシナプソロジーインストラクターの資格を2年前に取得しています。
今年の資格更新のための勉強です。
シナプソロジーとは?
⇒笑うことで免疫細胞は増加!親子で笑う当たり前のことに喜ぶ
できる人ほど「できない自分」を認めたくない
シナプソロジーは脳に刺激を与えます。
そのため、普段慣れない動きを入れたりするので
「あれっ?上手くできない」
こういった気持ちになることもあるんです。
そういうとき、上手くできないことを笑ったりして楽しめるのがシナプソロジーの特徴。
ところが、高齢者のかたには「できない」自分を許せない人もいます。
年齢と共に「できない」ことは増えていきます。
「今まで自分はこんなことができていた」
と言われる人は、努力を積み重ね、自分の役職や成功を勝ち取ってきたわけです。
だから、「できない自分」は許せない。
できる人ほど「できない自分」を認めたくないのです。
できる人はできない人の気持ちを理解できにくい
さらに、できる人はこう思うのです。
「なんで、こんなこともできないの?」
「こんな簡単なことができない人は努力不足だ!」
ついつい、できないときの気持ちを忘れちゃいます。
自転車に初めて乗ったときってどうですか?
全然上手く前に進めなかったり、フラフラしたり。
でもいつしか、そんなこと忘れてあたりまえに乗れますよね。
学校も同じかなと思います。
教師は「できる人」が多いので、「できない人」の気持ちを理解できにくい。
「じゃあ、わからない人は質問して」
先生からこう言われても、「できない人」はこう思うんです。
「何を質問していいかわからない」
僕は、高校の数学でこの気持ちになりました。
何が何やらわからず、質問さえも浮かんでこない。
安心安全の場づくりが子供の学習意欲を高める
「できなくてもそこに居てくれるだけでいい」
それが、高齢者へのシナプソロジーをやってもらうときに大切にすること。
昨日、指導してくださった小池先生が教えてくれたこと。
これを聞いたとき、ハッとしたんです。
これって学校でも家庭でも同じだなって!
勉強がよくわからなくても
「自分はこの教室へ居ていいんだ」
「家に帰れば、ホッとできるな」
「自分の居場所はここなんだ」
そう思えることが、まずは大事だなあって。
できなくてもその場に居れる安心の空気づくり。
それは、教師も親もやるべきこと。
安心安全の場づくりがあってこそ、子どもの学習意欲は高まると思うんです。
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