他人から注目されたいから不機嫌?怒りは身近な対象に強くなる
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
朝から職員室へ不機嫌な表情で入ってくる先生。
かつてそんな人がいました。
「何がそんなに気に入らないの?」
って言いたくなりましたよ。
言えませんでしたが。
不機嫌な表情や態度は他人から注目されたいから
無意識に不機嫌な表情になることもあるでしょうが、多くの場合それは意図的なもの。
・しかめっ面
・ため息
・舌打ち
・パソコンのキーをガチャガチャと強く叩く
・机の上に荷物をドンッ!と音を立てて置く
・「あー!」「もう!」「ったく!」「なんだこれ!」「ふざけやがって!」といった、誰に対してかわからないけれども、聞こえてくる独り言。
まあ、あげればキリがない。
こういった行為は、周りの雰囲気を悪くします。
でも当の本人はそれが目的です。
不機嫌な態度や表情は他人から注目されたいからなんですよね。
だから、そっとしておけばいいんです。
自分の思い通りにしたい願望が不機嫌な行動となる
アンガーマネジメントを習得する以前の僕が、不機嫌な表情や態度を平気で家族へ出していました。
上記の不機嫌な行動の例、実はすべて僕が家でやっていたこと。
いやあ~、恥ずかしい。
不機嫌な行動には
「俺はこんなに仕事が大変なんだ!」
「こんなパソコン遅くて嫌だ!」
ってことをアピールする意味もありました。
その気持ちを裏返せば
「もっと優しく接してほしい!」
「もっと自分の思い通りに物事を進めたい!」
こういう願望があったように思えます。
自分の思い通りになんてなるはずがないのはわかってます。
でも家に帰ると、その気持ちが薄くなってしまってました。
怒りは身近な対象になればなるほど強くなりやすい
毎日一緒に過ごしている家族。
過ごす時間が長い人であればあるほど、自分のわがままを言いやすくなります。
「これくらいわかってくれるはず!」
そんな自分勝手な気持ちになりやすいです。
それを不機嫌な態度で表現するわけですね。
家族にとっては迷惑以外のなにものでもない。
こんなことに気づけたのも、アンガーマネジメントのおかげ。
でも、アンガーマネジメントを習得してからも『しかめっ面』にはたまになっていることがあるんです。
そんなとき妻からとっておきの一言が!
「江頭2:50の眉毛になっとるで!」
その一言でしかめっ面が
「あは・・・しまった・・・」
って笑顔に変わるんですよ。
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