本当の自分の生き方とは?今を精一杯生きる幸せは他者貢献
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
本当の自分で生きる。
これって難しいですよね。
でも一度きりの人生ならば、そうしたい。
僕はそう思ったから今があります。
立場を演じることは本当の自分ではない
「〇〇先生、教育委員会に入ってら近寄りがたい感じになった」
「〇〇先生、校長になったら威圧的になった」
こういうことが、たまにあります。
立場がその人を作り上げるから。
もちろん、その立場によってそうせざるを得ないこともあるのです。
でもそれは、本当の自分ではない。
立場を演じなければいけない。
そういった苦しさもあるんですよね。
僕自身は管理職の立場は性に合わないかな~と思っていたところもあります。
それも早期退職を決めた理由の一つなんでしょうね。
今を精一杯生きることが幸せ
僕は器用なほうなので、その立場に応じた役割を演じることが可能です。
教師をしていたときは、教師としての立場に一生懸命でした。
今思えば、それは本当の自分の気持ちに嘘をついている部分もあったように思います。
なぜなら、組織ということを第一優先していましたから。
いつだったか妻に言ったことがあります。
「俺って教師やってたころは、教師の世界にドップリつかってたからな~。退職してから”こんなふうにしましょう!”なんて、あまり偉そうにブログに書けないよ」
そう言ったことに対して妻は
「立場に応じた行動ができるのは生きるための力でもあると思うよ。それができるのはあなたの能力だよ。置かれた立場で上手にやっていけるから精神的に病んだりしなかったし、先生からも保護者からも生徒からも、いろんな人から信頼されてきたんだと思うよ」
これを聞いたとき、安心しました。
その時その時与えられた自分の役割を精一杯やることが、幸せなことなんだって。
生きていること自体が幸福で成功とは関係ない
こんなことを書いていると、結局何が大切なのかってことになりますよね。
そのヒントをこの本から得たんです。
老いる勇気(岸見一郎:著)
本のなかで著者の岸見さんは、三木清の『人生論ノート』から成功と幸福について書いています。
存在していること、生きていること自体が幸福であり、成功とは関係なくて、すでに人は幸福で「ある」のです。
成功することを幸福と考えるから、おかしなことになるんでしょうね。
生きていることが他者貢献になればいい
この本を読んでいてわかりました。
どんな役割でも立場でも、他者貢献できていれば生きる喜びを得られるんだってこと。
でも、立場を演じていることだけに精一杯だと、貢献する喜びを得られないかもしれません。
またその立場で、他者から感謝されることを目的としたり、それを自分の成果として行動することで喜びを得る。
これも、本当の自分の生き方ではないんだということです。
今いる場所で、精いっぱい生きること。
これができればすべての悩みは解決できそうな気がします。
「本当の自分とは」「幸せとは」
こんなことを、モヤモヤ考えた夜でした。
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