思春期の子供は投げやり!子供の感情や気持ちを受け止めること
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
妻はスクールカウンセラー。
僕は産業カウンセラー。
対象とするクライエントは違いますが、カウンセラーとしての基本的なスキルは大きく変わりません。
思春期の子供の投げやりな言い方に反応しないこと
妻は小学校、中学校、高等学校に関わっています。
思春期の子どもや、その親御さんの相談が多いのです。
日頃の仕事から感じることをフェイスブックで次のように書いています。
最近めずらしく男子中高生の相談が多いです😳男子も話したいことあるのね。
共通するのは「自分はこう思うんだけど‥」と頭の中でグルグル🌀してることを思いっきり喋っていく。自分の考えを持つのは素晴らしい成長だなあと嬉しくなりますね✨✨思うことがたくさんあって、整理が難しい。だから親や先生には何から言っていいのか分からないようで、つい投げやりな言い方になることもあるでしょう❗
思春期男子のお子さんと話すときは、絶対に急かさないようにしましょうね
僕も中学校教師だったので、すごく良くわかります。
自分の気持ちが上手く整理できず、投げやりな言い方になる子どもがいました。
そこで、教師は反応しないことです。
子供の目線に立つことと子供と同じ土俵に立つことは違う
ところが、つい反応していませんか?
「なんだ、その言い方は!?」
「それが親や先生に言う態度か!?」
これをやってしまうと、全てが水の泡。
「うっせー!ほっといてくれ!」
って、子どもも売り言葉に買い言葉。
解決には程遠くなってしまいます。
子どもの話を聴くときのポイントは?
・子どもの目線に立つこと
・子どもの投げやりな態度があっても、同じ土俵に立たないこと
この二つですね。
同じ土俵に立ってお互いがぶつかり合ったら、大人が勝ってしまいますから。
勝ってしまったら、子どもが親を黙らしてやろうと躍起になったり
親をシャットアウトしたりの泥沼化する恐れがあります。
子供の感情や気持ちを受け止めると安心します
「今日のテスト、できる問題をうっかりミスしちゃって悔しいよ」
子どもが家に帰ってこういったらどう答えます?
「最後の確認をしたの?なんども見直ししておかないからでしょ」
こんな言い方されると、子どもはもう親へ自分の気持ちを言いたくなくなります。
子どもの感情や気持ちを受け止めることが必要。
「そうかあ、できる問題でミスしたら悔しいよね」
こう答えるだけで充分。
カウンセリングでは、クライエントの感情や気持ちを受け止めて伝えてあげるだけで、すごく安心してくれます。
人は自分の感情や気持ちを理解してほしいのです。
事実を突きつけられたり、評価や指示をしてほしいのではないんですよ。
親や先生は、ついつい子どもの気持ちを通り越して、良かれと思ってアドバイスをします。
しかし、それは子どもには迷惑となることもあるんです。
親や教師に必要なのは『待つ』こと。
カウンセリングを学んで分かったことがあります。
それは、クライエントは考え、自分で解決できる力があるってこと。
それを信じて話を聴くということ。
子どもを信じる気持ちで聴きましょうね。
関連ブログもご覧ください。
→子供の話を聴くときに親が心がけておいたほうがいいこととは?
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
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