学校を休みたい子供への対応、子供の成長スピードは同じじゃない
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です
【子供の成長は時間がかかっていい】
今日は午前中大阪でカウンセリングして、夕方5時から福知山市で講演。
だから昨日、長男のいる京都へ移動。
京都の安い駐車場へ車を置いて、京阪電車で大阪へ行き、終了後は京都から車で福知山へ入るということなんです。
今回京都までは高速道路を使わず一般道で来ました。
親は子供に横道にそれず最短距離を求めすぎている
僕は基本せっかち。
目的地へ、いかに無駄なく早く到着するか?
これがいつも頭の中にあります。
でも、今日は早く着く必要なし。
それならばと、一般道を走っていきました。
目的地へいかに無駄なく到着するか?
これって、今の子どもたちも同じかもしれません。
「早く、早く!」
「いつまでグズグズしてんの?」
何かにつけて、幼い頃から言われ続ける。
「中高一貫校へ行けば、高校もそのままいけるから」
「この高校へ行けば、大学進学は確実だから」
横道にそれず、最短距離で目的地へ行くことを親は求めていないでしょうか?
子供の成長も高速道路ばかりは疲れる
高速道路ばかり走っていると速度が速いので、周りの車との距離や追い越しなど、気を遣うことが増えます。
さらにゆっくり景色を楽しむことができません。
ところが一般道をのんびり走っていると、高速道路では見えなかった光景が見えてくるんですよね。
今回も新鮮な発見がありました。
篠山市では美味しい蕎麦屋さん発見。
亀岡市では菜の花畑を発見。
京都へ到着まで普段の倍以上かかりましたが、意外に疲れていないんですよね。
普段よりも休憩増やして、いろんなものが見れたからでしょうね。
さらに今は新緑で心癒されました。
でも子どもたちって、心を癒されるときがあるのでしょうか?
中学生は部活動によっては朝練をし、6時間授業、放課後の授業、さらに習い事や塾、家に帰ってからも宿題。
子供たちは毎日高速道路を走らされているようなものではないでしょうか?
子供が疲れたら学校休ませていいんです
新学期始まって緊張感を持ったまま生活しています。
特に中学校が初めての1年生。
ゴールデンウイーク明けが疲労のピーク。
「今日は体がダルいから、学校行きたくない」
そう言ってくるかもしれません。
「わがまま言わず行きなさい!ほかの人も同じなんだから!」
こういうセリフは良くないですよ。
人はそれぞれキャパが違いますからね。
僕はこういうとき、迷わず言います。
「じゃあ、今日はゆっくり休んだらええよ」
早めに休ませておくほうが、パワーを回復させれます。
ところが限界までがんばらせると、長いパワー充填期間に入ってしまうこともあるんです。
みんなと同じペースで進まなくてもいい。
親はそういう姿勢で子どもに接してあげてくださいね。
一般道もいいもんですよ。
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