子供の努力した結果が出た！親がどこから子どもを見ていますか？

怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師

いなっち先生こと稲田尚久です。

【親は木の上に立って見ていればいい】

長男が大学を卒業しました。

なんと、卒業式のときに学部から表彰されたようです。

長男がフェイスブックへその報告をしていたので紹介します。

本日をもって、立命館大学映像学部を卒業いたしました。
また、光栄なことに映像学部における卒業制作の最優秀賞である学会賞を頂くことができました。本年度より始まった表彰制度らしく、1人目の学会賞に選出していただけたことは心から嬉しいです。
４月からは京都の会社で活動して行く予定です。引き続き京都を拠点に、さらなる高みを目指して精進していきます！
4年間お世話になった多くのみなさま、本当にありがとうございました！

思春期は子供を信じて任せていればいい

「トップをねらえ！」「結果を出せ！」

こういうことは言ってきませんでした。

それなのに今回の表彰だとか、中学や高校時代に吹奏楽部で全国大会出場。

なんだかんだ、トップレベルの体験を多くしています。

長男のやりたいことを存分にさせたことが、間違いなく影響していると思います。

幼い頃から元気すぎた長男の子育てはとても大変でしたが

妻は「”やりたい””知りたい”という気持ちを潰さないように気をつけた」と言います。

特に思春期こそ、子どもの意思を尊重してやったほうがいい。

子どもは他者との比較で、自分というものを考え始め、自分とは何かを見つけようとしますからね。

だから、思春期には子どもを信じて、子どもに任せたほうがいいんです。

子どもにイライラをぶつけて後悔していた

でも、子どもにやりたいことをさせるって、親には葛藤や忍耐も必要になります。

我が家の場合、長男は家に帰ればゲーム、テレビ、楽器、パソコン・・・。

まあ、ありとあらゆることやってました。

そんなもんだから、長男の視力が落ちて眼鏡になったとき、僕はイライラした覚えがあります。

長男もそれで僕から怒られるのが嫌だったのでしょう。

眼鏡をかけなければいけなくなったとき、涙をポロポロ流していました。

それくらい当時の僕は、長男へイライラを出してプレッシャーかけていたわけです。

今思うと、本当に反省。

親の都合で考えるから子どもへイライラする

子どもが眼鏡をかけることでイライラ。

なぜそんなことでイライラしたのか？

「眼鏡をかけることで余分なお金がかかる」

そういう親の都合や

「自分の好き勝手ばかりやっているから目が悪くなったんだ」

という、なんといえばいいのか･･･、親の子どもへの当てつけみたいなものがあったからでしょうね。

こういった僕の気持ちは、全て僕が中心で考えていること。

子どものために思っていることではない。

結局親の都合だけだったわけです。

僕の願望や理想が裏切られたから、イライラしていたのです。

親は木の上に立って子どもを見ているだけでいい

『親』という字。

『木』の上に『立』って、子どもを『見』ている。

子どもを親の都合で、手取り足取り先導する必要はないということ。

親は子供が自分の足で人生を歩いていくのを、高い木の上から信じて見守ってやればいいんです。

時には、木の上から声をかけてやればいい。

子どもは、勇気をもらって歩いていくことでしょう。

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