父親の存在が子育てで子供へ大きな影響を与えるのはなぜか?
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
人は、親から受けた関わり方で、自分の子供に関わりやすいです。
父親の関わり方も子供へ影響あるんですよ。
父親の存在が見えない不登校の子供
子供がなんらかのきっかけで学校へ行けなくなる。
または、欠席がちになる。
いろんなケースを見てきました。
母親は不安と心配で大変です。
でも、父親がそのことに無関心だったり、逆に学校へ行けないことを責めたりといったケースも時々あります。
母親は一生懸命なのに、父親の姿が見えてこない。
夫婦のバランスの悪さが、子供の情緒にまで影響しているんですよね。
母親が強すぎて父親が無力になることもある
また、父親も意見を言いたいけれど、母親が父親を見下していることも。
家の中で父親の存在が一番底辺になっているケースです。
これも、良くないです。
父親が意見を言おうとしたら
「あなたは黙ってて!」
これはマズいですね。
父親は男の子にとって行動モデルです
男の子は良くも悪くも、父親がモデルとなっていきます。
社会へ出ていくために、父親の影響は大きいのです。
これは男の子だけでなく、女の子にも影響すると言われています。
特に思春期以降の女の子と父親との関係は重要だとも言われています。
10代以降の父親との関係は男女を問わず影響が大きいようです。
男の子も女の子も、思春期以降は父親との関係が良好なほうが集団への適応や行動へ良い影響を与えるのです。
父親と母親と子供という三角関係が成長に必要となる
子供は母親という存在を独占したいです。
そのためには父親は邪魔者になることもあります。
父親との関係も築きながら、母親との関係も保たせる。
こういう三角関係を経験していくことがとても重要。
友人関係で、1対1の関係だけではなく、いろんな人との関係性を持たなくてはやっていけませんよね。
ところが、父親の存在感のない家庭では、三角関係を経験していないので、友達関係でも1対1でしか上手に関わることができないということになっていまうのです。
夫婦のバランスが子供の情緒の安定へとつながります
もし、不登校になったとしても夫婦で話し合い、子供のために手を取り合っていくスタンスをとれば、ほとんどのケースは良い方向へ進みます。
子育ては、母親も父親も二人でタッグを組んでやっていくことが大切ですね。
決して、シングルの方を否定しているわけではありません。
ただ、シングルの場合、両方の役割をしなくてはいけないしんどさがあるのです。
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