NHKスペシャルばっちゃん、犯罪に進む少年少女を支える女性に子育ての原点あり
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
どうしても、今日は最後まで読んでください。
お願いします!
罪を犯してしまう子どもたちはお腹をすかせている
そう言われるのは、
罪を犯した少年少女の立ち直りを支えてきた女性。
中本忠子さん(82歳)
NHKスペシャル
ばっちゃん
~子どもたちが立ち直る居場所~
昨日、再放送をしていました。
今年の1月にこの番組を見てブログに書きました。
でも、まだまだこういう子どもたちは知られていない。
だから、もう一度このブログを再編集しました。
ぜひ、最後までご覧ください。
少年少女たちから呼ばれている「ばっちゃん」とは?
中本さんは保護司を引退した後も自宅を開放し、親身になって少年少女の相談にのっています。
少年少女たちからは
「ばっちゃん」と呼ばれています。
そこへ集まってくる子どもたちは
・貧困で育児放棄された
・家で食事をとれない
・親から虐待されている
さまざまな事情を抱えています。
腹が満たされない子どもは犯罪に走る
「腹減っとたら、思考能力とかも落ちるじゃないですか。それでライラしとってそれでもう、なんでもいいやみたいなとか、これぐらい、いいじゃろってあんまり考えなくなる」
そこへ来た少年が言っていました。
ばっちゃんもこう言います。
「腹が減ったときっていううたら、みんな悪さをすることしか頭にない。女の子じゃったら売春ね。男の子じゃったら、カツアゲ、ひったくり、万引き。おなかがすいたときで考えるいうたら、それしかない」
40年の保護司の経験から、ばっちゃんは言われています。
人間らしく生きられていない子どもたちが日本にもいる
番組を見ながら悲しみ、怒り、そして涙がこみ上げてきました。
子どものお腹を満たす
親として当たり前だと思っていたこと。
でも、それが当たり前じゃない。
ここに来る子どもたちは、ばっちゃんによって、なんとか人間らしく生きている。
犯罪を犯した少年少女。
再犯率も高く、受け入れる場所も少ない。
だから、ばっちゃんの存在は大きく、そこは安心できる場所。
怒られても子どもは関わってほしい
この番組に出てきたマコトという少年。
母親は再婚。
新しい父親には、マコトと同じ年の連れ子。
新しい家族とマコトは会話がなかった。
マコト「家帰ってもすることないけ、寄ってみたら、ばっちゃんおったけ」
ばっちゃん「ばっちゃん家に来るのは、怒られに来るんよの?」
すごく印象的でした。
結局マコトは少年院で1年以上過ごします。
子どもは無視と放ったらかしが一番辛い
子どもは親に関わって欲しい
・無視される
・放ったらかしにされる
それが一番辛い。
その反動が問題行動となって出ます。
問題行動起こせば、親から厳しく怒られる。
親は怒ってもいいんです。
ただし、子どもを温かく受け止めること。
受け止める土壌がなければ、子どもに良い影響は与えません。
受け止める土壌がない悪いパターンになると
・怒鳴るだけ
・殴るだけ
・無視するだけ
そしてさらに、親子関係は悪化。
子どもはまた問題行動に走る。
グルグルと負の連鎖の繰返し。
親は子どもを受け止める温かい土壌を作るだけでいい
子どもを受け止める
温かい土壌
その土壌づくりが、本来は親の責任なのです。
番組スタッフ「ばっちゃんちは、どんな感じ?」
マコト「う~ん・・・。いい感じ」
子どもにとって居心地のいい家とは?
「こういう家」ってズバリと言えなくていい。
マコトの言うように
「う~ん・・・。いい感じ」
で過ごせる場所なんだなって、あらためて感じさせられました。
我が子が親の目の前でダラダラ過ごせる。
それは安心できる家庭だから。
そう思えば、子どもがいつまでもスマホもってダラダラしていても、イライラする事が減りますよ。
でも、セミナーや講座受講しておけば、もっと楽になります。
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