子どもへ上手く叱れなかった教師がなぜこんなに変われたのか?
怒りの取り扱いアドバイザー&元中学校教師
いなっちです。
20代の頃、生徒から言われたこと。
「先生は、怒らんといけんところで怒れんけえ、いけんのんよ」
担任していた女の子でした。
叱るポイントを見逃し大きな後悔となっていた
この生徒から言われた言葉。
まさにその通りだったんです。
「そうじゃなあ。言うべきところはちゃんと言わんといけんよなあ」
僕も自分でわかっていたこと。
ちょうどこの頃、僕は生徒を叱ってすごく反発を受けた経験がありました。
それ以降、生徒を叱るべき所を見逃すことが多くなり、だんだんと上手に叱れなくなっていたのです
でも、生徒はちゃんと見ている
改めて生徒から言われて、自分を変えなければと思ったのでした。
叱り方が上手な人をマネることから始めた
「稲田先生はおもしろくていいけど、〇〇先生はおもしろいだけじゃなく、怒るところはちゃんと怒るからもっといいんよ」
そうかあ、子ども達ってすごいなあ。
よく見ているなあと感心。
そういえば、〇〇先生は叱るのも上手。
そして、子ども達を楽しませるのも上手。
〇〇先生ができて僕にできていないこと。
マネできるところはやってみようと思ったのです。
実はこれ、アンガーマネジメントのテクニックの一つ。
『プレイロール』という方法でもあるんです。
叱るのが上手な先生は叱るポイントがいつも同じ
〇〇先生を見ているとわかったこと。
叱るときのポイントがいつも同じ。
ブレていないんです。
僕は当時ブレブレでしたね。
そりゃ上手くいくはずがない。
少しずつですが、自分の中で『叱る』『叱らない』の線引きを意識していきました。
叱るのが上手な先生は『メリハリ』ある
〇〇先生が叱るとき、ダラダラ叱りません。
叱る必要な事実のみ叱っていました。
ダラダラ、クドクドといった叱り方は子どもも大人も嫌ですよね。
そして、おもしろくするときと、ビシッと言うべきところの線引きがはっきりしている。
だから、子ども達にもわかりやすい。
「これ以上やると〇〇先生は怒る」
と、わかるんですよね。
叱り方はトレーニングで上手になれます
こうやって、〇〇先生のマネだけでなく、他にも良い叱り方の先生をモデルにし、さらにはアンガーマネジメントに出会って、叱ることへの苦手意識がなくなりました。
『叱る』というのは、技術です。
そして、人間関係を壊すものでもありません。
相手の行動改善のために必要なこと。
時間はかかっても、自分でトレーニングすれば上手に叱れるようになれます。
でも、どうやってトレーニングしていけばいいのか?
ぜひ、一度この講座を受けてみてください。
きっと、目から鱗の学びとなりますよ。
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