あなたは部活動に思春期の子育てまで任せていないか?
怒りの取り扱いアドバイザー&元中学校教師
いなっちです。
部活での罰10キロ走で特別支援学校高1重体
このニュースはご存じのかたもいらっしゃるかと思います。
顧問が指示した時間に走れなかった罰として、追加したランニング中に熱中症で倒れたようです。
外周450mを1分25秒で走れなかったら、その時間を超えた秒数分だけ外周を走るよう指示されたということです。
この生徒は2分8秒超えたため、43週(19km)走ることとなり、21周走ったところで倒れたようです。
教師の指導は子どものためなのか?
当時の気温は32℃。
この猛暑の中、外周19km!?
2周ごとに休憩と水分補給していたとはいえ、今まで勤務してきた学校では、聞いたことがありません。
バスケットボールの試合を控えていた生徒の意欲向上のために指示したそうです。
これは子どものためなのでしょうか?
教師の理想を子どもに押しつけてはいないか?
生徒の意欲向上のため?
本当にそう思っているのなら、バカヤロウです。
子どもへ罰をあたえることで、意欲向上?
ありえません。
子どもは罰をうけないためにがんばるだけ。
ある程度はがんばりますが、限界があります。
これは教師の理想や、都合を押しつけているだけ。
教師は子どもをコントロールしたがる
部活動の指導は、より子ども達と密接につながる場です。
授業はやるきがないけど、部活動になると人が変わる。
そんな生徒もいました。
子どもと真剣勝負できる場でもあると思います。
ただ、部活動は監督と選手という上下関係がハッキリしています。
監督の指示通りにできなければダメ。
ある意味、奴隷に近い状態。
そこをわかってる先生は、奴隷の関係にならないよう、子どもの気持ちを考えながら指導されています。
子どもをコントロールすることを当たり前と思うと危険なのです。
教師の自己満足になってはいないか?
部活動を熱心にされる先生。
土日も返上して、すごいなあといつも思ってきました。
でもこれって、誰のためにやっているの?
ずっと疑問に思ってきたのも事実です。
生徒の「やりたい!」という気持ちに応えたい。
そういう先生もいました。
逆に、生徒がやりたいのか?
先生の自己満足なのか?
という先生もいました。
親の期待に応えなくてはならないプレッシャー
自分はもっと土日に家庭サービスしたいのに、親からの要望でやらざるをえない。
そういう先生もいます。
「前の顧問はこうだった」
親は平気でこんなことを言ってくるのです。
でも、その部活動の顧問になりたくてなった人ばかりではない。
そして、部活動は勤務ではないのです。
強いチームにしなければいけない。
そんなプレッシャーもかかえている先生も多いはず。
もしかしたら、今回の先生もそうかもしれない。
マスコミの報道だけでは真実はつかめませんからね。
部活動に親からの過剰な期待があるのも考えものです。
部活動は子育てする場所ではないのです。
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