嫌われ役って損?必要なのかと思っているあなたへ
怒りの取り扱いアドバイザー&元中学校教師
いなっちです。
「私が嫌われ役になるから」
と言われるかたがたまにいますよね。
学校でも会社でも、年配の人が言うセリフだったりします。
若い人にやりたいようにやらせて、責任を取ってやるためなら、先輩としてすばらしいことですね。
学校であれば、管理職が矢面に立ってくれたりしてくれると、すごく頼もしいです。
嫌われ役は子どもをコントロールしようとする
ただし、生徒や部下との関係では、嫌われ役にならなくていいと思うのです。
別にムリして嫌われなくても、良い関係築いていれば、叱る必要あるときは叱っても後腐れないですから。
ところが、嫌われ役になる人って、むりやり壁を作って生徒や部下よりも一段高い場所へ立とうとします。
それは、自分の弱い部分をさらけ出すことが怖いんじゃないかなと感じます。
例えばそういう先生は、力で子どもをコントロールする傾向があるんですよね。
強い部分を見せておかなくては、子どもにバカにされてしまうと感じるのではないでしょうか?
確かに、僕も若かりし頃は、生徒にバカにされてはいけないという気持ちが強かったです。
でも、経験積んでいくと、それは違うなあと感じるようになりました。
まずは子どもとの信頼関係をつくること
本当に信頼できる先生なら、生徒はバカにしないです。
ムリに強い部分を見せる必要はないんです。
強く見せるために
・大声で怒鳴る。
・馬鹿にする。
・一方的な指導。
・常に上から目線。
こういう傾向になりがちです。
これって、7月6日のブログへ書いたことにあてはまります。
人間関係を壊す致命的な7つの習慣。
①文句を言う
②脅す
③責める
④罰を与える
⑤批判する
⑥褒美で釣る
⑦ガミガミ言う
なぜ、このような習慣をつかってしまうのか?
子どもは下、大人は上という意識をなくせば関係が良くなる
それは、子どもは未熟、子どもより大人のほうが立場が上という意識があるからではないでしょうか?
だから、ちょっとしたことで生徒からミスを指摘されたりするとムキになって怒ってしまったりするわけです。
子どもとの関係を良くするには、子どもの目線になること。
子どもといえど、同じ人として認めてやること。
なんでもかんでも、許せばいいわけじゃないです。
ダメなことは知らせていけばいいです。
そして、大切なことは【許すこと】【許してはいけない】の線引きをいつも同じラインにしておくことです。
機嫌でラインが変わらないようにしましょう。
アンガーマネジメントを学ぶとその大切さがわかりますよ。
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