安倍総理、ちょっとこれ読んでください
怒りの取り扱いアドバイザー&元中学校教師
いなっちです。
7月4日山陽新聞(滴一滴)
アンガーマネジメントのことが書かれていました。
この記事に関連してブログを書くつもりはなかったのに、このブログを書き終わったら実家の母から「新聞にアンガーマネジメントのことが書かれとったで」と電話があって気づきました。
世間でもだんだん浸透していますね。
さて、ということで新聞読む前に書いたブログはここから。
先日の都議選応援街頭演説での安倍総理の発言。
「こんな人たちに、私たちは負けるわけにはいかない」
物議をかもしていますね。
改めて、政治家もアンガーマネジメントを学んで欲しいと思いました。
自分の理想や価値観が裏切られるから腹が立つ
なぜ、あのような発言になったのか?
いきなり腹が立ったわけではないはずです。
自分に対する「帰れ」コールがきっかけだったと思います。。
それは安倍総理の【べき】が裏切られたわけです。
「演説を邪魔するべきでない」
「私の演説は受け入れられるべき」
このような【べき】があったのではないでしょうか?
ネガティブ感情は怒りのもととなる
さらに、安倍総理も多忙な公務や支持率の変動で
『焦る』『疲れた』『しんどい』がたまるでしょう。
そのうえ演説にヤジが飛べば『むなしい』もたまるかもしれません。
きっと、心のコップがネガティブ感情であふれんばかりの状態だったと思います。
そこで「こんな人たち」発言になってしまった。
国会議員は国民全体の代表であり、奉仕者であるという立場。
日本国民といえど、いろいろな考え方の人がいます。さまざまな意見や批判がくるのは当然です。
国民が納得できるよう、あらゆる質問に対して答える必要があります。
もちろん腹の立つこともあるでしょう。でも、感情に飲み込まれず切り替えしていくことが、政治家の手腕でもあると思います。
6秒待てば、なんとかなるのです
アンガーマネジメントのキーワード
【6秒】待つ。
怒りのピークは長くても約6秒。
そのとき反射的に行動するとろくなことになりません。
反射しないことが大切。
「憎悪からは何も生まれない」
そう言った安倍総理。でも自分から怒りを聴衆にぶつけてしまいました。
怒りをぶつけられれば、またぶつけ返されます。
それが憎悪へとなるわけです。
売り言葉に買い言葉をしてはいけないのです。
また、自民党の二階幹事長も売り言葉に買い言葉。
「言葉ひとつ間違えたらすぐ話になる。私らを落とすなら落としてみろ。マスコミの人だけが選挙を左右するなんて思ったら大間違いだ」
「言葉ひとつ間違えたらすぐ話になる」って、僕はあたりまえだとおもいますが。
どうも、ご自身の立場というものをわかっていないように感じてしまいます。
僕が言いたいのは、どこの政党がどうだとか、イデオロギーの話しではありません。
どの政党だろうと、政治家は自分の立場や振る舞いについて意識しておく必要があるということ。
失言する前に「べしゃり」のプロに学べ
僕の師匠DJターキーもご自身のブログで書かれています。
公の立場での発言はどうあるべきか?
あなたは公の場で「こんな人たち」なんて発言はしていませんか?
ぜひ、ご覧ください。
そして、関東方面のかた。ターキーのトークイベントへ、ぜひ足を運んでみてください。
本日7月5日(水)19:30~サンクチュアリ出版
詳細はターキーのブログに書かれています。
なぜ、僕が師匠と呼んでいるかがきっとわかります。
責任ある立場の人こそアンガーマネジメント!
さて、オーストラリアやニュージーランドでは、政治家が感情にまかせて今回のような失言をするとどうなるか?
「アンガーマネジメントを受けた方がいい」
というニュースが出るそうです。
それだけ、政治家の責任は大きく、感情にまかせて発言するのは、政治家としての品位を問われるわけですね。
今日の18:15から、RSK山陽放送「イブニングニュース」でアンガーマネジメントの特集をします。
そこで、僕のインタビューや講座の様子もうつる【はず】です。
岡山県立図書館で講演したとき撮影に来られてました。
岡山・香川のかた、よかったらご覧くださいね。
僕も、アンガーマネジメントファシリテーターとしての立場や振る舞いを意識したインタビューになっていたか?
ちょっと、ドキドキです。
アンガーマネジメントは子どもから政治家まで必須のスキル。
怒りで後悔しないためにも、ぜひ学んでおいてくださいね。
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