思春期の子どもを許せる気持ちを持つためのコツとは?
怒りの取り扱いアドバイザー&元中学校教師
いなっちです。
次男が大学入試の小論文対策をしていました。
今日は小論文対策のテストだそうです。
僕「予期せぬテーマが出題されたらどうするの?」
次男「そういうときは、ウソでも自分の体験を作らなきゃいけない」
僕「おまえ的には、嫌じゃろ?」
次男「うん。できればウソはつきたくない」
すごく正直な次男。
言い方は良くないかもしれませんが【くそマジメ】です。
そういえば、僕も次男と同じところがあったんです。
くそマジメがやっとマジメになった中学生時代
教師になって久しぶりに会った恩師との会話。
恩師「おまえが中3の最後の通知表に、ワシがなんと書いたか覚えとるか?」
僕「いやあ~、全然覚えてないですねえ」
恩師「くそマジメがやっとマジメになったって書いたんじゃ」
僕「ええー!?そうだったかなあ?ハッハッハー」
自分では、くそマジメとは思っていませんでしたが、たしかに道から外れるようなことは自分からは絶対にできない子どもでした。
エ〇本がとんでもないところで見つかった
ところが、中3になって友だちとすこしだけハメを外せるようになったんですよね。
友だちといっしょに、上がってはいけない中学校の屋上へ上がって弁当食べて爆竹を友だちが鳴らしたもんだから、その恩師に見つかってものすごく怒られ、1時間屋上へたたされたこともありました。
あと、こんなことがありました。
僕は実家が山奥で雪深い場所だったので、冬は寄宿舎生活。
僕は寄宿舎の寮長。
友だちからもらったエ〇本を「あげるから処分しといて」と、下級生へ渡していたんです。
数日後、寄宿舎を生活が終わり卒業式間近だったとき
恩師「明日、寄宿舎の畳を上げに行くけえ」
僕「あっ、そうなんですか」
・
・
・
(そういえば、あのエ〇本どうなったんじゃろ?)
ふいに思い出したんです。
下級生に聞くと
「畳の下に隠したよ」
ガッガッガーーーーーン!
(マジかあ!?もう命はない)
それくらい恐ろしい先生だったのです。
案の定、翌日職員室へ呼ばれました。
思春期の子どもの行動を理解してくれた先生
でも、そのとき恩師からすごく叱られた記憶がないんですよ。
メチャクチャ怒ってたのは、別の男の先生。
その後、年輩の女性の先生がやってきて
「男の子ならそれくらいあるある。でも、ちゃんと処分しとかにゃいけんわなあ」
もう、その言葉に救われました。
この女性の先生も恩師も、今思えば中学生男子の気持ちをよくわかってくれてたんですよね。
いまだにその先生がにこやかに話してくれたことが忘れられません。
親になったら自分の思春期を思い出してみましょう
親や先生は、思春期の子どもに腹が立つことも多いかもしれません。
でも、自分たちも思春期は通ってきた道。
自分はどうだったか?思い出してみてはどうでしょう?
そんなに完璧じゃなかったのでは?
「まあ、そんなこともある」
ある程度のことは多めに見てやることも必要だと思いますよ。
アンガーマネジメントを学ぶと、「どこまで許すか?許さないか?」について、自分を見つめ直すことができ、自分のなかで基準をはっきりさせることができるようになります。
自分のために、お子さんとの良好なかんけいのためにいかがですか?
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