子どもの沈黙に意味があるのはなぜか?
今、産業カウンセラー養成講座に毎月3~4回大阪通ってます。
お金と時間は使いますが、ものすごくいい勉強です。
毎回行くたびに「なるほど!」という気づきが得られます。
【聴く】ことの大切さを実感するんですよね。
これって、カウンセラーだけじゃなく、子育てする上でも使えますし、学校の先生に使えますよ。
一番印象的なのが
【沈黙を怖がらない】
ということ。
例えば、子どもがなにか相談してきたとき
あれこれと子どもの方から話していれば
「へえ-」
「そうなの?」
とか、相づち打てばいいですよね。
でも、黙ってしまったときって、どうです?
「黙ってないで、言ってごらん」
と、つい言いますよね。
カウンセリングでは、つい言いたくなる気持ちをおさえて、待った方がいいんです。
それはなぜか?
黙っているときって、頭の中で思考が渦巻いているんです。
一生懸命考えているのを邪魔しない方がいいんです。
せっかく考えているのに
「学校で何かあったの?」
「友達からつらいこと言われたの?」
質問をすればするほど
その質問の答えを考えてしまうんですよ。
本当の自分の解決すべき課題から遠ざかってしまうのです。
人間は自分から成長する力を持っています。
問題解決するのは
悩んでいる人にしかできないのです。
あれやこれやと言いたくなりますが
子どもが自分で解決できることを信じる。
子どものほうからアドバイス求めてくれば
必要最低限あたえて
いっしょに考えていくという姿勢がいいですね。
勘違いして欲しくないのは
黙っている子どもをほったらかしにするのではないですよ。
「今は話したくないんだったら、いつでも言いたくなったら言えばいいよ」
といったような、子どもが安心して話せる状況作りも必要。
子どもが話をしたくなったらいつでも話してくれる親子関係を作っておくこと。
ただ、あれやこれや親が口出ししすぎるのも考えもの。
いつも、困ったら親がなんとかしてくれる。
そんな経験ばかり積むと
子どもが自分で考えることをしなくなります。
人生は試行錯誤の連続。
いろんな経験を積んで成長します。
親の言うとおりにしていると
親は満足かもしれません。
でも、いつかそのことに子どもは疑問を感じるときがきます。
それが遅ければ遅いほど
反動は大きなものとなりますからね。
幼い頃から、子どもに考えさせ、体験させる。
親の思い描いた通りにならないのが子育て。
「まったく、うちの子はなんで予想外のことばかりしてくれるの!?」
と思っている親御さん。
それは、健全な成長ですよ。
安心してくださいね。
「いなっちに来てもらいたい」
「とりあえず、コンタクトとってみたい」
どうぞお気軽にご相談ください。
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