怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
いい人間関係ができる子に育てたい」児童精神科医、佐々木正美先生の著書より
いい人間関係ができる子に育てたい―友達作りの能力をのばす親の工夫 (企画室の子育てシリーズ 50)
- 作者: 佐々木 正美
- 出版社/メーカー: 企画室
- 発売日: 2001/12
- メディア: 単行本
親を信じる子どもは友達関係を上手に作れる
本からの引用
最初に人と関係を持つには人を信じれる力がなければなりません。
親を信じる力の強い子どもの方が友達を信じる力は強く、友達と遊ぶのも上手です。
人にどれくらい安心できるかは、親にどれくらい安心しているかということの応用編です。
親しか安心できないから離れられないのではなくて、親に安心できたから他の人も安心というふうになってくるのです。ここをよく間違える人がいます。
教師時代、中学生を見ていて独占欲の強い女子って、けっこういました。
自分と仲良かった友達が別の友達と仲良くする。それを見ると許せなくなってしまうのです。
でもその逆に、固定された友達ではなく、さまざまな友達と過ごせる生徒もいます。
そういう子どもは、たいてい親子関係も良好で、この本に書かれているように『親を信じる力』も強いんだろうと思います。
親の言うことをよく聞く子どもは危険性がある
今は、ネット社会ですから、友達とうまくいかなくなればLINEなどですぐに悪口を書いたり無視したり
といったトラブルが後を絶ちません。
子育ての中で『抱っこ・おんぶ』など、肌と肌の触れあいといったスキンシップが親子の基本的信頼感を築き上げ、子どもの心の土台が
揺るぎないものとなります。
さらに、親以外の様々な人との関わりが子どもの人間関係を築く力となっていくのだと思います。
親の言うことをよく聞く子だから安心?いえいえ、それはとっても危険なことかも?思わぬ落とし穴があるかもしれませんよ。
親の顔色ばかりうかがう子どもは、親を信じられていないのですから。
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