こんにちは。怒りの取り扱いアドバイザーこと一般社団法人日本アンガーマネジメント協会ファシリテーターのいなっちです。
昨日のブログの続きです。
弟の一言に反射的にブチギレてしまった私。
アンガーマネジメントでは
自分の『べき』と相手の『べき』を考えます。
『べき』とは?
「~であるべき」「~であるべきでない」
といった自分の理想とする価値観です。
弟は
「自分の正しいと信じることは遠慮せず言うべき」
「たとえ通夜でも、言うべき」
私は
「自分が正しいと思っていても、人へ押しつけるべきでない」
「通夜なので、言うべきでない」
といった『べき』の違いがあるのです。
自分の『べき』と相手の『べき』に大きなギャップが生まれたとき
『怒り』
を感じるのです。
心の中を3つの円に分けて考えるとわかりやすいです。
中心の青色の円は
自分の『べき』と相手の『べき』が同じなので
腹が立ちません。
その外側、黄色の円は
自分の『べき』と相手の『べき』が少し違うのですが
少しくらいの違いは許しましょう。
ここで怒ってはいけません。
一番外側、赤色の円は
自分の『べき』と相手の『べき』が全然違うので
怒っていいのです。
ただし、黄色の円と赤色の円の境界線はいつも同じ位置にしておくことが大切。
これ以上言うと怒る
という境界線をはっきりさせて、日頃から相手に伝えておかなくてはいけません。
今回の出来事は怒っていい部分と思われたかもしれませんが
私は今まで何度か弟から政治や思想の話を聞かされたとき
私は笑って適当に流していました。
怒っていなかったんですよね。
まさか怒るとは!?
と思ったに違いありません。
境界線の黄色側だと、弟は思っていたわけです。
今までずっと許してきたのに、なぜ通夜の日だけ黄色の円が小さくなったのか?
アルコールが入ったからなんですよね。
黄色の円はなるべく大きくして、相手の『べき』を許せることを増やす努力も必要です。
もし仮に怒ると決めたのなら
後悔しない怒り方をする。
何を言ったか憶えていないような
激しく感情的にな怒り方はよくありません。
今回は本当に後悔してます。
さて、黄色と赤色の境界線はいつも一定に、そして大きくする努力。
もう一度、自分自身の境界線を見つめてみたいと思います。
でも弟も悪かったと思ったみたいで
「すまんすまん」
と言ってましたし
この一言に救われました。
「たった2人の兄弟なんじゃけえ。まあ仲良うしょうで!」
弟よ、ありがとう。
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