授業中うるさい 子どもの短所しか見ていませんか?
岡山発、思春期の子育てにアンガーマネジメントとコミュニケーションの研修・講演の講師、元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
2018年に京都府福知山市立上豊富小学校の全校児童と保護者の皆様へアンガーマネジメントの講演をさせていただいたときのこと。
こちらの小学校では、2018年の講演会が大変好評でそれ以降も2019年2020年と3年連続呼んでいただきまして、本当にありがとうございます。
講演が始まる前に僕は「子どもたちが爆笑の講演になりますから」と校長先生へ言ったんです。
でも校長先生は半信半疑だったようで、講演終了後「稲田先生が『爆笑にします』って自分からハードル上げられるから、どうなんだろうって思っちゃいましたが、子どもたちは本当に爆笑でしたね」と喜んでいただけました。
それは講演中に児童の皆さんがいっぱい反応をしてくれたからなんですよね。
授業中うるさい 子どもは才能を持っている
どこの小学校へ行っても盛り上がるし、とっても楽しく講演させてもらっています。
今回講演の途中で僕が「♪つっぱることが男の~、たった一つの勲章~」って、少し歌ったんです。すると、そのあとを高学年の男の子数人がさらに続けて歌ってくれて大盛り上がり。
いやぁ~、ああやって素直に子どもたちが声をだせる学校の雰囲気って大切ですね。でも、思ったことをすぐに声に出す子供は授業中もすぐに声に出すことが多かったりします。
「 授業中うるさい 子」「お調子者」なんて決めつけられやすいですよね。先生もしょっちゅう授業中にしゃべられると困るので、常にそういう子どもに注目しているから、注意することが増えていきます。また家でも、親からも注意されることが増えますよね。
でも見方を変えれば、『よくしゃべる』とか、『人前で堂々と大きな声出せる』って、すごい才能ですよ。子どもの頃、人前で堂々としゃべるのが恥ずかしかった僕からすれば、そういう友達のことがすごくうらやましかったです。
『短所』を『長所』へ変換する見方を変える方法を、あなたは使っていますか?
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