夏休みは子供に腹が立つ!親が子供に期待するお出かけはやめる
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
夏休みも中盤。
家族でお出かけの機会も多いでしょうね。
せっかくの機会だから、子どものためになる所へ連れて行こうって思いませんか?
僕はそうでした。
ところが、親の想いと子どもの想いって合わないこともよくあるんです。
子どもを美術館へ連れて行っても親は疲れただけ
長男が幼稚園の頃、美術館へ連れて行きました。
何の展覧会だったか忘れましたが、できるだけ子どもが興味を持てそうな展覧会を選んで連れて行ったことは覚えています。
美術教師の僕としては、子どもの情操教育になるって思ってたんです。
子どもも興味を持って見てくれるはず。
そしていざ美術館へ入ると、がガーン!
走り回って、どんどん進んで行くだけ。
さらには、ところどころで座っている監視係の女性の視線が、明らかに我が子にロックオン状態。
もう親としても、気が気でない。
長男を追いかけて、あっという間に出口。
ヘトヘトに疲れただけ。
それ以降、子どもを連れての美術館は諦めました。
もう我が子と美術館なんて行くことはないって思っていたのですが、予想外の展開。
勉強したい気持ちになれば子どもは自分で行動始める
今は、映像を使ったクリエイティブな仕事をしている長男。
大学も映像学部に進みました。
メディアアートという分野を学んでました。
大学へ入ってから長男から
「家にある美術関係の本持っていっていい?」
これ家から持っていった僕の本。
「美術館行かない?」
こんなことを言われるようになったんです。
子どもは、勉強したい気持ちになれば自分から行動を起こすってこと。
親が子供に期待するお出かけだから腹が立つ
だから親はあまり気合入れすぎないほうがいいです。
子どものために、夏休みはここへ行こう!
親が本気になればなるほど、子どもが期待に応えてくれないときの落胆は大きい。
さらには、それが怒りに変わります。
「せっかく連れて行ってやっているのに!」
「お父さんだってゆっくり休みたいんだ!」
だったら、ゆっくり休めばいいんです。
子どもが「どこか連れて行って」と言ったなら連れて行く。
または「どこか連れて行ってほしい?」と言ってくれば、希望に応えてあげればいいんですよ。
親が自分を犠牲にして、子どものためにってなるから腹が立つ。
親の気持ちと子どもの気持ちが上手く一致するお出かけとなるといいですね。
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