子どものヤル気が上がる!親や教師の感謝と喜びの声掛けで変化が
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
昨日、研修の打ち合わせで岡山県内のある小学校へ行ったときのこと。
アンガーマネジメントについて教職員研修の依頼をいただいてます。
担当の先生といろんなお話をさせていただきました。
子どもも大人も必要とされているとヤル気が上がる
その中で、とても印象に残ったことが
「どんな子どもも『自分は必要とされている』って思えるようにしたいです」
「自分の感情コントロールが上手に出来ない子どもがアンガーマネジメントできるようになって、周りの友達からも認められる存在になってほしいです」
「そのために、まずは教職員がアンガーマネジメントを学んで自分へ落とし込めるようになってほしくて、岡山県人権啓発研修講師紹介制度を見ていて『元中学校教師の稲田先生にぜひ!』って、お電話させてもらったんです」
とても熱い想いを聴かせていただき、さらにたくさんの講師の中から僕を選んでくれたことまで。
僕は必要とされているんだ!
担当の先生のお話を伺って改めて強く感じました。
研修に向けてのヤル気が一気にMAXへと上がりましたよ。
大人でもこんなに気持ちが大きく高ぶります。
子どもだって同じ。
自分は必要とされていることが、どんなに大切なことか。
否定されて育った子どもは注意する大人を敵と見る
『自分が他人のために役に立っている』
そう感じることで、自分の存在意義を確認できる。
これを『自己有用感』といいます。
ところが、いつも怒られてばっかりの子どもは自己有用感が少ない。
怒るつもりはなく、ちょっと注意しただけで
「どうせ俺が悪いんじゃろ?」
「なんで俺ばっかり怒る?」
すぐにこんな卑屈な気持ちになるんですよね。
声をかけても「はあッ!?」ってケンカ腰。
自分を否定されて育った子どもは、人間関係を敵か味方で判断しがち。
ちょっと注意されることも、否定ととらえます。
そしてそういう大人は敵なのです。
子どもの自己有用感を高めるには感謝や喜びを伝える
敵か味方で見て来る子どもをほめようとしても、なかなか上手くいきません。
上っ面だけのほめ方だと見透かされてしまいます。
だいたい、ほめる場面が少ない。
そういう子どもへは、感謝や喜びを伝えるといいです。
大人から見て、当たり前だろってことでも伝える。
「おー!今日は自分の席に座ってくれたんか。助かるわ」
「教科書持ってきたんじゃな。嬉しいぞ」
こんな感じですが、大げさに言わなくていいです。
もしかしたら言っても無視もされるかもしれません。
でも、この積み重ねは大切ですよ。
これは、どんな子どもでも同じですね。
夫婦だって、職場の同僚だって同じ。
感謝や喜びを伝え合う。
忙しいとつい忘れていませんか?
お互いの関係作りのための
ちょっとした声かけのヒントお伝えします。
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