試験勉強しない子供へイラッ!主語を親にして怒りの原因を探る
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
そろそろ1学期の期末試験の時期ですよね。
勉強しない子どもにイライラしてませんか?
子供のせいで親はイライラさせられる?
さて、どうして子どもへイライラするのか?
こういったことを言われる親御さん多いです。
「テスト前だというのに、テレビをいつまでもダラダラ見ているから腹が立つ」
そう言われるとさらに
「子どもは私を怒らせることしかしない」
と、子どもは親の天敵みたいな言われかた(笑)
結局「子どものせいでイライラさせられる」といいたいのでしょうね。
でも、ちょっと冷静に考えてみませんか?
子供が主語ではなく親自身を主語にして考えてみる
「テスト前だというのに、テレビをいつまでもダラダラ見ているから腹が立つ」
これは、子どもがテレビ見たいからやっている行動。
または、試験勉強したくなくて逃避している行動。
親を怒らせるための行動ではないですよね。
でもなぜ親は腹が立つのか?
多くの場合、主語を「子ども」で考えてます。
これを「私」に変えて考えてみてください。
「子どもがテレビばかり見て勉強しない」
これを「私」に変えると?
「私はテレビばかり見て勉強しない子どもが嫌だ」
こんな気持ちになる人もいるでしょう。
これをさらに深く考えてみます。
子供へのイライラは親の過去に影響されている
「なぜ、テレビばかり見て勉強しない子どもが嫌なの?」
また「私」を主語にして考えてみるんです。
「私は時間にケジメをつけられない人は嫌い」
という気持ちが出てくるかもしれません。
どうしてそう思うようになったのか、さらに深く考えてみます。
「私は子どもの頃、親からケジメをつけた生活をするようにいつも言われていた。だから中学生の頃、必ず試験前はテレビを我慢して勉強した」
こんな感じで、どんどんと自分を深く掘り下げてみる。
そうしていくうちに、今自分が子どもへ感じているイライラは、子どものせいではなく過去の自分の経験や自分の親からしつけられてきたことが影響していることに気づきます。
自分がされた経験を我が子へ強要する必要はない
親から強く怒られた経験。
それを同じように我が子へやっている。
よくあることですし、僕も過去やってしまってました。
自分が嫌だったと思うことを断ち切る。
特に怒りについては、とても根深いですよ。
親から怒りをぶつけられ、自分の怒りを出すことを許されなかった場合、必ずどこかにそのしわ寄せはいきます。
自分自身に向けられたり、自分のパートナーや子どもであったり・・・。
怒りの感情については、一度学んでおく必要があります。
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