子供のお試し行動を否定しない!承認欲求を満たす行動だから
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
昨日は井原市立美星小学校の4・5・6年生へ講演。
やってみよう!アンガーマネジメント
おこるをコントロールしてニコニコに
昨年夏に井原市教育講演会で市内の先生方へ講演させていただいたことがきっかけで、井原市内では今回で3校目。
本当にありがとうございます。
子供のお試し行動を大人は否定してはダメ
さて、いろんな学校へ講演にいってますが、学校へ講演に行くと高い確率で、ちょっと目立った発言や行動をする子どもがいます。
教師をやってたときも経験ありますが、授業中に不必要な発言をしたり、集団の中で一人だけ違った行動をとろうとするタイプの子どもですよね。
そういう行動に教師や親、大人は反応してやることが必要。
ただし、すぐに否定してはダメ。
「今、それを言う時間じゃありません!」
こういう対応するとどうなるか?
「こいつは僕の敵だ!」
「大人は信じられない!」
お試し行動する子どもは大人の対応に敏感なのです。
子供のお試し行動は承認欲求を満たしたいから
こういったお試し行動をする子ども。
多くの場合、家で十分甘えられていないことや、ADHDやその傾向を持っている子どもに多いです。
落ち着きがない行動をとりやすいので、家でも親に怒られることが多くなります。
本当は構ってほしいし、認めてもらいたい。
けれど怒られるから、家では我慢しなきゃいけない。
自分の存在価値を家で認められない。
そうなると、学校で自分の存在価値を認めてもらいたい。
だから、人と違った行動で注目を浴びようとするのです。
承認欲求を満たしたいんですよね。
子供に正論をかざすより冗談で返せば上手くいく
注目を浴びようとする行動。
こういったことに慣れていない大人は、すごく迷惑に感じたり、子どもにペースを乱されたりします。
特に講演の講師など、普段子どもの扱いに慣れていない人はそうではないでしょうか?
以前勤務した学校での講演会。
生徒の聴く態度が悪くて、途中で講師の先生が怒ったことがあります。
講演時間を大幅に過ぎても終わらない。
そりゃ子どもも嫌になりますよ。
怒られれば、生徒はさらにしらけてしまう。
「別に聴きたくて聴いてるわけじゃないし」って態度。
正論をかざして注意するからいけないんです。
子どもがふざけたこと言えば、こっちもちょっとふざけて冗談で返せば上手くいきます。
「いなっち先生と気が合うなあ。よし!今日から友達じゃ」
こんなこと言ってやると、とってもいい笑顔ですよ。
どんなに良い話でも、子どもの心を掴まなくてはダメ。
だから僕は小学生から経営者まで対応できるよう、日々精進してますよ。
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