親は子供を変えられない!他人と過去は変えられないを受け入れる
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
【今があるのは過去のおかげ】
あなた後悔することありますか?
「子どもに感情的に怒るんじゃなかった」
「子どもが小さいうちにもっと関わっておけばよかった」
もし戻れるなら過去に戻って変えたいことはありますか?
過去を変えたいと思わない次男に感心した父親
昨日テレビで、『過去に戻れるなら何かしたいことがありますか?』という質問が流れてきました。
それを見ていた次男から僕へ質問。
「お父さんは過去に戻れるなら何かしたいことある?」
ちょっと悩みましたが
「そうじゃなあ・・・、大学時代に戻って勉強を本気でやり直したいことと、結婚したころに戻って、お母さんに迷惑かけずに協力してあげたいことかなあ」
次男に同じ質問をすると
「俺は以前は過去に戻れるなら戻りたいって思ったことあったけど、今は思わないなあ」
いつもながら次男の考え方には感心しますね。
子どもの経験はすべて大切な糧となっている
次男は今までのすべての経験が自分のためになっていると感じているのでしょう。
昨年、大学に受からなかった経験。
1年間一人暮らしをして予備校通った経験。
受験勉強をつらいと思わず、楽しいと言ったり。
自分の経験や現実を受け入れ、その中で自分ができることに精一杯力を尽くしてきた次男。
変えられない出来事にイライラしても、出来事は変えられない。
出来事を受け入れたうえで、今自分にできる現実的な対処方法を考える。
これはまさにアンガーマネジメントの考え方と全く同じ。
子育ても変えられないことに怒らないようにすればいい
浪人の1年間があったからこそ、本当にやりたいことを考えられた次男。
費用のことなど考えるとストレート合格で大学へ行ってほしい。
同じクラスの同級生はみんな合格しているのに、辛く寂しい思いをしているんじゃないか?
いろんなことを考えてしまいます。
でも、子どもの方が適応力は高いですね。
たくましく過ごしてくれました。
子育ては、アンガーマネジメント的思考が必要です。
変えられないことにイライラ、怒らない。
変えられないことの一つが、子ども。
子どもを親が変えようとするから失敗する
子どもは変えられません。
子どもを変えようとしてはいけません。
他人と過去は変えられない。
自分と未来は変えられる。
親だから子どもを変えることができる?
親だから子どもを変えてもいい?
いいえ、違います!
親だろうと子どもの人生に土足で踏み込んではいけない。
そんなことをするから、子どもは抵抗します。
抵抗せずに従順に親に従って大人になってしまったら、その抵抗はもっと違った形で現れたりします。
そうなってからでは、とても大変。
今からでも遅くないです。
子どもを変えるのではなく、親が変わる方法を身につけましょう。
アンガーマネジメント、コミュニケーション、子育て
子どもから大人まで、岡山発どこへでも
研修や講演のご相談はお気軽にどうぞ!
数人の子育て座談会から企業研修まで対応
企業での社員カウンセリングも対応
お問い合わせはこちらへ
この記事へのコメントはありません。