岡山コミュニケーション研修講演企画・元中学校教師いなっち先生こと稲田尚久です。
受験シーズン。
今週末は大学入試センター試験。
中学入試も1月が多いですね。
岡山県では私立高校の出願が来週あたりから始まるようです。
志望校は本人が最終決定しますよね。
志望校決めた子どもに対して
「あなたが本気で行きたいのなら、お母さんやお父さんも精一杯応援するよ」
親なら言いますよね。
子どもの応援がプレッシャーになっていませんか?
受験へ向けて模試や実力テストもします。
結果が良ければ
「この調子でがんばってね!」
結果が悪ければ
「これじゃ危ないから、もっとがんばってね!」
親としては子どもを叱咤激励しているつもりかもしれません。
でもそれは、子どもへのプレッシャー。
だんだんと負担になってくるのです。
子どもが今がんばっている姿を認めた応援をする
模試の結果は、本人だってよくわかっています。
このままだと危ないのも本人が一番危機感感じているんです。
子どもがしんどい思いをしているとき、あえて『結果』に触れることはしないほうがいい。
傷口に塩を塗りこむようなもの。
そっとしておけばいいんですよ。
子どものほうから相談してくれば、相談にのってやる。
何も言ってこなければ、見守ってやればいいんです。
見守ることが、最大の親の応援。
子どもが危機感を感じていなくても見守っておけばいい
「うちの子どもは志望校がすごく危ないのに、全然危機感なくて・・・。親として心配で黙っておけず、つい怒ってしまいます」
そういう親御さんもいることでしょう。
気持ちはわかりますよ。
子どもは危機感感じていないのではないのです。
危機感は感じています。
親がうるさく言えば
「わかってるって!」
と反論してくるはずです。
親も受験生だった時を思い出してみれば子どもの気持ちがわかります
子どもが危機感感じていない。
親としてどうすればいいんだろう?
こんなときは、自分が受験生だったころを思い出してみましょう。
勉強が思うように進まなかった経験ありませんか?
そんなときに親からうるさく言われてイライラしたことないですか?
なにかしらあるはずです。
自分だって完璧に受験勉強できていたわけじゃないのだから、自分のできなかったことを子どもに託すのはやめましょうね。
子どもの気持ちを共感してやることが受験生への効果的な応援
子どもが思うように勉強できていない。
思うように進まないしんどい気持ちを共感してあげるのです。
親自身のしんどかったときの経験をお子さんへ話せばいいんですよ。
「お父さんはそんなとき、ついつい深夜ラジオに夢中になって勉強は進まないのに徹夜したことあったなあ。だから気持ちがすごくわかるよ」
こういうことをはなしてやれば
「そうか、自分の親もそんなことがあったのか」
と子どもも安心します。
自分の気持ちを「わかってもらえた」ということは、なにより安心感につながります。
これが受験生への効果的な応援になりますよ。
偉そうに書いている僕ですが、実は再来週に控えた産業カウンセラー筆記試験の勉強が思うように進んでないのですが・・・(笑)
でも、カウンセラーの基本的態度の一つ、クライエントへの『共感的理解』は、親が子どもを理解するときも同じだなって勉強しながら思いました。
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