親が子供へ望む理想が低いほど健全な成長をしていく理由とは?
怒りの取り扱いアドバイザー・元中学校教師
いなっち先生こと稲田尚久です。
怒りは『べき』によって生まれること。
このことについては何度もブログで書いていますが、僕のアンガーマネジメント講座を受講されたかたが、目から鱗のようになって「ハッ!」という顔になられるかたが多いです。
親の『べき』は子供への呪いになっていることも
昨日の横浜の講演でいただいた感想。
自分の怒りが『べき』から起こっていると教えていただいたことが一番の発見であり、はっとさせられたことでした。
このままでは、いつか息子にけがをさせてしまうのではと、自分を恐ろしくすら感じていたのが「なんだ…そうだったのか」と力がぬけるような気分です。
本当にお聞きできてよかったです。
この方のように、自分の『べき』にとらわれすぎていることに気づかず、実は怒る必要もないことで怒っていたということは。子育てしている親御さんによくあります。
これに気づけば、親も子供の楽になれるのです。
でも、気づかないままいくと子供を縛り付ける呪いのようなものになることも。
親が子供のありのままを認めることが子育てで大切
そして、子どもへの『こうあるべき』をできるだけ少なくすることです。
あなたが子供のためと思っていることは、実はかなりどうでもいいことが多いのです。
最後に先生がおっしゃった
「家ではだらしなくていい。健全な姿だ」
という言葉に救われた思いです。
そうなんです。
子供へ「こうあるべき」を要求すればするほど、子供も嫌がりますし、それができない子供へ怒りはどんどん積もり積もってきます
子供がリラックスしてのんびり過ごせている姿。
ありのままの姿が家庭で見られる。
それはとっても健全な家庭です。
感情トレーニングはスモールステップでやっていけばいい
でもわかっているけど、つい子供へガミガミ言いたくなる。
それは当然です。
自分の今までやってきた行動や思考。
身体に染みついていますから、そんなすぐに変えることはできません。
右利きの人が左手で箸をもつようなもの。
でも、トレーニングしていけば持てるようになります。
あきらめず、小さな変化でいいですから毎日続けていってみてくださいね。
まずは、自分が子供へ求めている
『こうあるべき』を一度書き出してみましょう。
どこまでが必要なのか?
見直してみることをおすすめします。
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