給料泥棒と言われたダメ教師が子どもになぜ好かれた?
怒りの取り扱いアドバイザー&元中学校教師
いなっちこと、稲田尚久です。
叱るも怒るも訳がわかってなかった新米教師時代。
すごく恥ずかしい経験を思い出したのです。
生徒になめられてはいけない気持ちで必死だった
24年前、初めて教師として勤務したときのこと。
愛知県東海市の中学校でした。
着任式で体育館のステージに上がると、めんどくさそうに立っている生徒が目に入ってきました。
「こりゃ、なめられちゃいかん!」
そんな思いになった僕。
初めての美術の授業の日。
竹製の1メートルものさしを持って登場。
そして、机をパシッ!
完全に勘違い教師でした(笑)
子どもをコントロールすることが教師の力量と勘違い
子どもが教師の言うことを聞く。
これほど教師としてはありがたいことはないです。
でも、これは危険なことでもあるのです。
言うことをきく=いい子
言うことをきかない=悪い子
子どもは先生の言うことを聞くべき。
言うことを聞かない子どもは怒ってでも言うことを聞かせるべき。
教師のコントロール下に子どもを置いておく。
それができないのは力量不足だ。
こんな偏った考えになってしまうのです。
給料泥棒と言われる始末
生徒へビシッと指導できる先輩教師に憧れました。
でも、僕のキャラはそれは無理でした。
生徒と一緒に部活を楽しんだり、一緒にアホな話して大笑いしているのが僕には自然だったのです。
だから、その頃の授業はケジメもなかったと思います。
当時、教頭先生からこっぴどく叱られました。
「稲田君は給料泥棒だ!」
生徒も僕が叱られる姿を見ていて
「稲田先生、教頭先生に怒られてたでしょ?」
って、笑われたことは苦い思い出です。
失敗ばかりしていたことが逆に効果的だった
でも、そういう失敗だらけの姿は生徒に好印象だったようです。
この教師1年目の年、岡山県の教員採用試験に合格。
その学校には1年間だけの勤務で岡山へ帰ることに。
生徒たちとは1年だけの付き合いだったにもかかわらず、岡山へ引越しするときは、手伝いにまで来てくれたんですよね。
教師としての成果は残せませんでしたが、生徒の記憶に印象は残せたのかなって思います。
まあ、もう忘れている生徒も多いでしょうね。
素直な自分を出せれたら子どもはついてきます
大声で怒鳴りつけるだけ。
子どもの言い分は無視。
こういった叱り方は、一見子どもがおとなしく言うこと聞いているように見えます。
でも、子どもの心の中はどうでしょう?
自分の行動を改める気持ちより、反発心や恐怖心のほうが強く残ります。
先生も人間です。
失敗もします。
子どもへ素直に「ごめん」が言える。
大切なことだと思います。
そして、先生たちもぜひアンガーマネジメントや叱り方学んでおくといいですよ。
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